ツアーでボルネオ探蝶記(その6)

 6月15日といえば…、そう、日本VSコートジボワールの決戦の日でした。すっきり晴れてはいませんが、ホテルの8階の窓からはキナバル山の山頂が見えています。今日は一日自由行動です。
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 午前9時10分前、ワールドカップ中継を見たがるS君を強引にタクシーに押し込むとサバ州立博物館に向かいました。到着は9時、つまり日本時間10時、キックオフの時間でした。
 館内の見学は後回しにし、まずは広い敷地で探蝶です。たくさん飛んでいるのはキマダラセセリに似た極めて小型のセセリチョウです。
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 リュウキュウコミスジが舞い降りて止まりました。日本産と比べ真ん中の筋だけ幅が広いようです。
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 同じ場所にいたウラナミジャノメの一種です。ヒメウラナミジャノメと同じくらいの大きさで飛び方もよく似ています。
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 ここでも見つけられたシジミチョウはヒメシルビアシジミだけでした。セセリチョウと花を取り合っていました。
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 この個体は新鮮です。やはり、6月は新鮮な蝶は少ないのかもしれません。
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 目の高さ程の葉先にリュウキュウムラサキらしい蝶が止まっていました。翅に鳥に齧られたような跡が痛々しいのですが、いたって元気に飛び回り、元いた場所か近くに戻ってきます。
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 博物館の敷地内で飼われている猫でしょうか? 顔などに目立った汚れはありません。マレーシアの猫は顔つきがシャープに見えますが、気のせいでしょうか。
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 だいぶ暑くなってきたので、博物館の館内に入ることにしました。
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 館内は撮影厳禁です。ガイドブックによると、カメラは荷物と一緒に預けるとありましたが、バッグにしまえば受付を通してくれました。
 博物館を見て回り、体内の熱も抜けたようなのでホテルに戻ることにしました。帰り道は徒歩で15分と昨日ガイドさんに確認していました。博物館の敷地の中の方が歩く距離が長い位で、外の道に出るともうホテルの近くでした。イスラムのコンビニでファンタを買い、ホテルに向かう途中の花壇でタテハモドキを見つけました。
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 カタツムリを見つけた水路の辺りではアオタテハモドキに出逢いました。♀のようです。
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 ホテルには11時40分に着きました。ついでにレストランでルームサービスを手配し部屋に戻りました。20分すると昼食が届きました。
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 昼食はナシゴレンにサテ(マレーシア風焼き鳥)、手羽先が添えられたものでした。1時にはガイドが迎えに来ます。午後はロッカウィ・ワイルドライフ・パークに行く予定なのです。

by fushiginomori | 2014-06-23 14:52 | 海外 | Comments(0)

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