バスツアーで探蝶記/浅葱色の夏休み(その4)

 最終日、目覚めると期待通りの青空でした。6時半にレストランが開くのを待ち、早々と朝食を済ませました。朝食の帰りにフロントで高天ヶ原サマーリフトの営業開始時間を調べてもらいました。8時50分と言うことです。リフトの乗り場まで「せせらぎ遊歩道」を1.7㎞歩き、リフトで東館山の高山植物園に行く予定を立てました。帰りのバスのホテル出発は14時50分です。昨日の分も取り返そうと、時間の許す限り探蝶をするつもりです。7時40分にチェックアウトを済ませ、荷物を預けるとフロントで借りた熊除け鈴を付けてホテルを出ました。まずはホテルの周りを散策です。
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 私同様に朝を待ちかねたせっかちな蝶たちが花を訪れています。アサギマダラには青空が良く似合います。
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 時間が早いせいか蝶の数は多くはありません。しかし、ヒョウモンたちは元気に飛び回っています。ミドリヒョウモン、♂です。
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 オオウラギンスジヒョウモンも朝食に訪れています。これも♂です。
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 アザミの花にはアカセセリもいました。
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 ホテルの近くを一回りしてから「せせらぎの遊歩道」に入りました。ホテルから地図の①までは昨日と同じ道を辿ります。
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 青空の下の遊歩道は昨日と全く印象が違います。私の他に歩く人はなく遊歩道を独り占めしました。
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 乾いた木道は滑る心配はないようです。しかし、陽の当たらない林の中は未だ濡れています。ところどころ割れている部分もあり、油断はできません。昨日のように綺麗にスライディングできる自信はありません。
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 湿原ですから水に浸かった木道は腐ってしまうようです。目で蝶を追いかけると、つい足元がおろそかになるのです。さて、昨日迷った地図①のところです。小雑魚川は幅2m程の小さな流れですが、ここで道路の下のトンネルを通ります。「せせらぎ遊歩道」はトンネルの入り口で小雑魚川に降りて行きます。川の中に飛び石があり、トンネルの内側に手すりが付けられています。冒険心が急に芽生えた私はトンネルに入ってみましたが、途中で飛び石が無くなっています。仕方なく引き返しました。一度車道に上がり、向こう側に渡ると温泉旅館の横に遊歩道に降りる道が見つかりました。トンネルの反対側には立札があり「飛び石が流れてしまったので、川底を歩きたくない人は、一度車道に上がってください」というようなことが書かれていました。
 でも、川に降りたことは無駄ではなかったのです。ここでヒオドシチョウに逢えたからです。残念なのは翅の表を見せてくれなかったことです。
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 遊歩道ではウラギンヒョウモンが一番多く見られました。湿原で木道からの撮影でしたので、あまり枚数は撮れませんでした。
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 8時40分に高天ヶ原夏リフトの乗り場に着きました。運転開始の10分前です。

by fushiginomori | 2014-08-18 00:13 | 千葉県 | Comments(0)

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