ランカウイ不思議の森の旅(その8)

 バスニーさんが他のタクシードライバーと電話して、ルブック・スミランで逢ったシンガポールの二人が近くにいるとわかったので、行ってみることにしました。5分も走らないうちに道にタクシーが止まっていたので、私たちも車を止めました。道の左の草原でシンガポールの二人と再会です。撮ったばかりの写真を見せてもらいました。写っていたのはジャノメタテハモドキとタイワンツバメシジミでした。撮った場所を教えていただき二人と別れました。
 ジャノメタテモハドキはすぐに見つかりました。
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 ジャノメタテハモドキはキタテハとタテハモドキを混ぜたような模様です。日本のタテハ類と同様に陽が陰っていると翅を広げる(写真上)のですが、陽が射すと翅を立ててしまいます。いったん飛んで、止まった直後だけ翅を開くのです(写真下)。
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 大きなタテハチョウが地面近くを舞ってはすぐ止まります。ヤエヤマムラサキによく似ています。近い種類なのでしょう。
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 リュウキュウミスジかと思いましたが違うようです。翅の模様はホシミスジに似ています。
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 日本のミスジ類と明らかに違う点は、翅だけでなく体にも白い線があるところです。
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 金属製の(?)甲虫と思ったらカメムシのようです。ピントが合っていませんが…。
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 草むらに小さなシジミチョウを見つけました。翅がずいぶんと傷んでしまっていますが、ナツメシジミのようです。
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 タイワンツバメシジミとは逢えずに車に戻りました。ホテルに向かう途中でテラガ・トゥジュー、七段の滝に寄りました。一番上の滝壺まで638段の階段の道が続きます。今日一日歩き回り、すっかり足が重くなっていました。そこで途中で左に入り近くの滝だけを見てきました。
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 ここでも地元の家族が水遊びをしていました。ランカウイの人たちは川が好きなんですね。環境は良いのですが蝶の姿はありませんでした。
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 4時を過ぎたのでホテルまで送ってもらい、バスニーさんと別れました。今日の探蝶は終了です。部屋に戻りシャワーを浴びて一休み。今日はかなり歩きました。水辺や草むらにも入りましたが、昨年通販で買ったヒル除けスプレーの効果は健在で、今日も無事でした。
 やはり疲れていたのか、一休みのつもりが気付くともう午後7時前でした。今日は和食レストランに行ってみました。
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 和食レストランということで淡い期待を持ったのですが、日本語を話せるスタッフはいませんでした。服装のみ着物でしたが…。オーダーしたのは右がTekkamaki左がShake no Butter-yakiです。鉄火巻はわかりますが、バター焼きは和食でしょうか? でも、美味しかったので良しとします。
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 部屋に帰るとき、ロビー階まで上がってビーチを眺めました。午後7時半ですが、西の空には未だ夕日の名残がありました。今日は夜回りは休みにします。明日はもう最終日、夕方にはクアラルンプールに向かうのです。

by fushiginomori | 2014-12-20 20:11 | 海外 | Comments(0)

千葉の里山、近郊の公園、そして南の島の不思議の森で出逢ったシジミチョウをご紹介します


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