7月4日、新千歳空港からJRで札幌に向かいます。札幌駅からは地下道を大通公園まで歩きます。コインロッカーに荷物を預け、地下鉄東西線に乗り円山公園へ。11時10分前に去年メスアカミドリシジミを撮ったポイントに到着しました。陽射しがありません。気温は未だ20℃に届かないようです。メスアカミドリの姿はありません。そこにいたのは翠に輝くシジミチョウではなく、カミキリムシでした。後で調べると
ハンノアオカミキリでした。特に珍しい種類ではないようでした。でも、こんな輝くカミキリを見るのは初めてでした。
円山公園の中を探して歩きましたが、ミドリシジミどころか蝶の姿を見ません。1時間ほど経ったところで、雲の切れ目から陽が射しました。すると、
メスアカミドリシジミが姿を見せました。
絡み合って飛ぶ数頭のメスアカミドリ、しかし止まるのは樹の高いところです。葉の先から覗く翅の裏を見上げるばかりです。
一年間で環境が変わっていました。高い樹の枝が成長したためか、去年メスアカミドリが止まっていた低木に陽が当たらなくなってしまったのです。ついにこの日、翅表の翠を捉えることは叶わなかったのです。
他に姿を見せたのは
クロヒカゲでした。今日は”日陰蝶”にぴったりの一日でした。
また陽が陰ってしまいました。蝶の姿が無いので、動物園の方へ歩きました。
ヤマガラを見つけました。
これは、
ゴジュウカラだと思います。子供の頃、上野動物園で見た記憶があります。頭を下にして止まる姿は、動物園で見たときと同じです。
数人のカメラマンが何かを追っています。リスが何匹かいるようです。これは
シマリスです。何かを一所懸命頬張っています。
あまり人を怖がらないようです。これでも一応野生動物なのです。
倍くらいの大きさがあるのは
エゾリスです。森の中、しかも曇っていて暗いので、動き回るリスを撮るのは難しいのです。
エゾリスはカメラマンの一人からクルミを貰いました。人を怖がらないと言うより”おねだり”しています。
シマリスの方はひまわりの種を貰っています。
これって本当に野生と言って良いのでしょうか?
蝶の方はフライングでしたが、そう、今日はリスを撮りに来たということにしておきます。3時前に雨粒が落ちてきたのでホテルに向かいました。