さすがに35℃を超えると里山を歩く人の姿はありません。蝶の数も少ないようです。しかし歩くにつれてキアゲハが飛び出します。きっと木陰で休んでいたのを脅かしてしまったのでしょう。
道端の葉に翅を休めるのは
ウラナミシジミです。ここ2,3年、8月中に姿を見せるようになりました。しかし、8月と言っても中旬以降です。
私にとって、ウラナミシジミの初見が8月2日というのは最速記録です。まだ新鮮な姿はどこかから飛んで来たのではないようです。
こんな酷暑の日に、秋の蝶との出逢いがあるとは予想もしませんでした。他の仲間達と逢えると良いのですが…。
可哀そうなのはアマガエルです。暑さでぐったりしてるように見えます。この辺りでは夕立もありませんでした。
今日一番数が多かったのは
ムラサキシジミでした。さすがにこの暑さでは翅を広げません。
ルリシジミは木陰で翅を休めています。暗かったので写りが悪いのですが、この個体、触角の手入れをしていました。
手入れの時はとても早く動くので、暗いとどうしてもぶれてしまいます。でも、その動作がとても可愛いのです。
ヤマトシジミは酷暑の中でも元気に動き回ります。雄が翅を開きました。
こちらは雌です。風が強くなってきたので、木の葉と一緒に揺れていました。ヤマトシジミは地面の近くで暮らす蝶ですが暑さには強いようです。
シジミたちは暑さの中でも元気でした。しかし、今日もゴイシシジミは見つかりませんでした。とても心配になってきました。