11時頃、一度鳳園を出て近くの空き地を探索していたときです。とても小さな水色のシジミチョウが黄色い花に舞い降りました。
タイワンツバメシジミです。ごく小さなシジミチョウですが、後翅裏面の朱色の紋がとても目立ちます。初めて見る蝶です。
このあと、見失ってしまったのですが、遠くに飛んだ様子もないので、5分程近くを探すと草むらに見つけました。
草の葉には水滴が残っていますが、雨は止みました。タイワンツバメシジミはゆっくりと翅を広げました。
ツバメシジミと違い太い縁取りがありますが、表翅の色はツバメシジミと同じく薄いブルーです。雄でした。陽は出ていませんが、湿った翅を乾かしているのでしょうか。
空き地にはもう一種のシジミチョウがいました。
ウスアオオナガウラナミシジミです。こちらも初見です。
この個体は雄のようです。少し翅が傷んでいます。台風を乗り切った勲章かもしれません。
この蝶も翅を開きました。右側の翅の方が大きく欠けているようです。裏も表も淡い色の蝶です。模様のパターンはクロマダラソテツシジミと似ていますが、名前の長いところも共通点です。私が撮った中ではこのシジミの名前が最長です。
道の反対側は林でその林縁に
ヒメウラボシシジミが見つかりました。これもとても小さな蝶です。
後翅を擦り合わせるように交互に動かします。翅の表の黒色が少しだけ覗いて見えました。表も裏もモノトーンのお洒落なシジミです。
この空地、実は凄いところだったのです。他にも2種、シジミチョウが見つかりました。