囲いの中の蝶は、網で捕らずにカメラで撮ろう

 土曜日、シルビアシジミを見に、栃木に行きました。午前11時の河川敷には、天気予報と違い強い陽射しが溢れていました。「網で捕らずにカメラで撮ろう」という看板が立ち、ロープで囲われているのはミヤコグサの管理地です。シルビアシジミがとまっていたのはミヤコグサではありませんが。
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 ロープの向こうを撮るので、かなり距離があります。もともとクロップモードで撮っていましたが、更にトリミングします。ですから、写りは悪いのですが、シルビアシジミとわかります。
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 こちらはヤマトシジミです。雌は飛んでいるとシルビアシジミと区別がつきません。しかし、管理地の中を飛んでいるシジミの殆どはヤマトシジミでした。
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 シルビアシジミの方がずっと黒っぽく見えます。最初と同じ個体、雌です。この日見つけられたシルビアシジミは全部で3頭だけでした。
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 ヤマトシジミは無数に飛んでいました。そのほとんどが雄でした。ヤマトシジミの雄は明るいブルーなので、飛んでいても容易に見分けられます。
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 管理地の周辺にはツバメシジミも多く見られました。翅の裏が白いので、ヤマトシジミほど紛らわしくはないのですが、雌の表の色は黒褐色で、とまっていると間違えてしまいます。
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 ツバメシジミはスズメノエンドウの周りを飛び回っていました。この雌は新鮮な個体でした。
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 去年、鬼怒川の流域で洪水がありましたが、この辺りでは被害はなかったそうです。土手の上から見ると、すっかり見通しが良くなっています。一面草原だったところが短く刈られ、陽当りが良くなっています。
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 そこで不思議な虫を見つけました。トンボのようですが、長い触角があります。しかも、後翅は黄色いのです。顔は毛むくじゃらです。
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 調べてみるとキバネツノトンボでした。交尾している個体も見つけました。何かに似ていると思いました。その顔はムーミン谷の住人スティンキーです。キバネツノトンボは乾いた環境を好むようです。
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 そうなると心配なのはコマツナギが残されているかどうかです。この日ミヤマシジミの姿は見られませんでした。少し時期が早いとは思いますが・・・。ウラギンヒョウモンの姿もなく、たくさんいたのはモンキチョウです。
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 2時間ほどの散策で帰途に着きました。往復に要した時間は7時間です。
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Commented by yurinBD at 2016-05-08 22:09
洪水後の秋に訪問した際にはシルビアシジミを見ることができませんでしたが、3頭とはいえシルビアシジミが無事に飛んでいて良かったです!
私もまた出会いに行ってみたいです。
キバネツノトンボ、面白い形態ですね、一度見てみたいです!
Commented by fushiginomori at 2016-05-08 22:19
yurinさん、シルビアシジミはしっかり保護されてますので
大丈夫だと思いますが、ミヤマシジミの方が心配です。
これから発生することを祈ります。
by fushiginomori | 2016-05-08 09:00 | 関東 | Comments(2)

千葉の里山、近郊の公園、そして南の島の不思議の森で出逢ったシジミチョウをご紹介します


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