久々の快晴の空の下、秋を探しに里山の散歩道を歩きました。そして、今日見つけた最も秋らしい一枚です。
蝶たちの宴に遭遇したのは2週間前のことです。それからだいぶ季節は進みました。咲き始めたセイタカアワダチソウに
ツマグロヒョウモンが翅を休めていました。
相変わらずセンダングサはタテハチョウたちで賑わっていました。
ヒメアカタテハです。
ヒメアカタテハは天辺の花が好きなようで、吸蜜するその顔は満足げです。
キタテハは秋の装いに変わっています。セイタカアワダチソウで吸蜜していました。
翅の裏は木の皮のような茶色ですが、表は鮮やかなオレンジです。柿の実が稔る頃、色を合わせるかのような装いで登場します。
ルリタテハも翅の裏は木の皮のようですが、こちらは細かい模様があります。
翅が欠けてしまっていますが、表は紺色です。見つけたのはこの1頭のみでした。
セイタカアワダチソウにやって来るのは蝶だけではありません。
ホオジロでしょうか? 細い茎が折れないのは、体重がとても軽いからなのでしょう。
林縁には
ムラサキシジミが見られます。秋に数が増える蝶です。逆光に雌の水色の紋が輝いていました。
センダングサにはシロチョウの仲間もよく訪れます。今日は
モンシロチョウが多く見られました。
この日一番数が多かったのは
キタキチョウでした。こちらも秋の装いです。
センダングサも花が終わり実がつくと、厄介者に変身します。服や靴紐をハリネズミに変えてしまうのです。そして、もう一つの「ひっつき虫」です。オナモミは子供の頃の宝物でした。
秋が寂しく感じるのは、深まるにつれ蝶たちの季節の終わりが近づいてくるからでしょうか? そろそろ南の島が恋しくなる頃です。