三度訪れた不思議の森で(その18)

 イナズマチョウの仲間は、他のタテハチョウでもよくあるように、雌は雄に比べかなり地味です。そしてよく似ています。
f0310988_13222194.jpg
 これは典型的なイナズマチョウの雌のパターンです。しかし、未だにどの種と特定できません。
f0310988_13223991.jpg
 道の傍らの木の葉にとまりました。この個体は陽の当たるところにとまってくれるので、フラッシュなしで撮影できました。傷の無い個体なのに同定できなくて残念です。

 「Butterfly & Dragonfly」のyurinさんに教えて頂き名前がわかりました。ぺレアコイナズマです。

f0310988_13225041.jpg
 続けて雌のイナズマが登場しました。飛んでいるとまったく区別ができませんが、とまったところを見ると違う種類のようです。
f0310988_13230019.jpg
 白いダイヤ模様が並んでいます。前翅の付け根近くにはリクイナズマの仲間を示す模様があります。テウタリクイナズマです。
f0310988_13364856.jpg
 左の後翅が少し欠けていますが、まだ綺麗な個体です。裏面は色は薄いのですが、模様のパターンは表とあまり変わりません。雄ではダイヤ模様がつながって一文字模様になるようです。
f0310988_13365895.jpg
 蛇の出た辺りにもイナズマチョウは多いので、足元に気を付けながら探蝶を続けます。数が多いのは相変わらずサトオオイナズマです。既に何枚も撮っているのであまりカメラを向けなくなってしまいましたが、綺麗な個体がたくさん見られます。午後になり陽も高くなったのでフラッシュなしで撮影できます。
f0310988_13370921.jpg
 雌の方は陰から出てこないのでフラッシュが必要でした。三日目になり種類も綺麗な個体も増えています。雨季から乾季に入った頃がイナズマたちの旬なのでしょうか。
f0310988_13371831.jpg
 今回の目標で、達成できなかったのは「綺麗なモリノオナガシジミを撮る」ことでした。いなかったのではないのです。数は今までで一番多く見ました。しかし、撮影のチャンスさえなかったのです。モリノオナガシジミで勘違いしていたことがあります。以前目撃したモリノオナガシジミの飛ぶ姿は、頭が上、長い尾を下に垂らしてヨタヨタと飛ぶ…飛ぶのがあまりうまくない蝶というイメージでした。ですが、それは”低速モード”だったようです。長い尾を後ろになびかせて流れるように飛ぶ、それが”高速モード”です。もっとも接近できてこの程度です。最大限にトリミングしているのですが…。
f0310988_13544088.jpg
 喉が渇いたので休憩をとろうとホテルの方に戻るとき、シロモンルリマダラを見つけました。雌のようです。
f0310988_13544878.jpg
 その上空数十センチでホバリングしているのは雄のようです。多分求愛行動なのでしょう。
f0310988_13545794.jpg
 しばらくシロモンルリマダラを見ていましたが、進展がないのでホテルに戻りました。と言っても既にチェックアウトしています。そこでビーチのバーで水分補給をすることにしました。そこで思い出しました。リゾートホテルに滞在していたことを。
f0310988_13550655.jpg
 もうすぐ午後3時です。最後にもう一度フシギノモリノオナガシジミのショーを見に行くことにします。

[PR]
Commented by yurinBD at 2017-01-16 06:59
冒頭のイナズマチョウはペレアコイナズマ(Tanaecia pelea pelea)のような気がします。次のページで見たのですが、ご確認頂ければと思います(違っていたらごめんなさい)。

http://www.malaysia-wildlife-and-nature.com/malaysian-butterflies-gallery.html

シロモンルリマダラの表翅のブルーを捉えられ、お見事ですね!
Commented by fushiginomori at 2017-01-16 10:34
yurinさん、ありがとうございます!!
ぺレアコイナズマのようですね。私には見つけられませんでした。
雄と雌とよく似た模様なのですね。
すっきりしました。さっそく加筆します。
by fushiginomori | 2017-01-15 14:40 | 海外 | Comments(2)

千葉の里山、近郊の公園、そして南の島の不思議の森で出逢ったシジミチョウをご紹介します


by fushiginomori