キャンプのスタッフの一人が、ゲルの近くの花の名前を教えてくれました。エーデルワイス、和名はウスユキソウです。
近くで新鮮な
アサマシジミが開翅していました。このくらいブルーが出ているとイメージしていた通りのアサマシジミです。
午後2時半、探蝶の再開です。午後はキャンプの奥の丘を登ることにしました。3分の1ほど登ったところで、樹の上から大型のシジミチョウが舞い降りました。シジミチョウは目の前の草の葉にとまりました。
ゴマシジミです。翅を開くのを期待しましたが、ゴマシジミはしばらく翅を休めると、再び樹の上に舞い上がり姿を消しました。
数本ある樹の下は少し丈の高い草が生えていて、花も咲いています。花にはヒョウモンチョウの仲間がやって来ます。鮮やかなオレンジの個体を選んで撮りました。
日本のものとは全く印象が違いますが、
コヒョウモンではないかと思います。
ヒョウモン類と混じって飛んでいるのは、すっかりお馴染みの
キイロヒメヒカゲです。シジミチョウと同じくらいの大きさなので、ベニシジミと間違えてしまいます。
そして、やっとモンゴルらしいシジミチョウを見つけました。パターンは似ていますが、ヒメシジミ類と比べると白さが際立っています。
ウスルリシジミです。本当は〇〇ウスルリシジミなのですが、そこまではわかりませんでした。ウスルリシジミの仲間が数種類生息しているようです。
表は薄いブルーなのですが、飛んでいるときにしか見せてくれませんでした。裏面はシンプルですが、オレンジ色が鮮やかです。
ガイドのバヤラさんも草原で蝶を追いかけます。バヤラさんは日本で4年間(日本語学校に2年、専門学校に2年)勉強し、この旅行中も何度か日本人に間違われるほど、その日本語は堪能です。モンゴルの大学を出て日本に留学するまで働いていたときの仕事の一つがカメラマンということです。親戚の写真スタジオで働き、人物の撮影をしていたそうですが、一般の人だけでなく、モデルの撮影もしていたそうです。
ウスルリシジミの別の個体も見つけました。後の翅が少し破れています。
もう少しで丘の上に着きます。夜この丘に登ると星が良く見えるそうです。