草原の風に翔ぶ蝶を追って(その10)

 久々のモンゴル編の更新です。7月2日朝5時50分、扉の隙間から射す陽に目を覚ましました。
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 東向きの扉を開けると、既に陽が出ています。昨日の雨はすっかり止んだようです。でも、レストランへ続くコンクリートの道は未だ濡れていました。
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 道に降りて振り返ると、並んでいるゲルの影が長く伸びています。昨日は空室だった隣のゲルも、昨晩誰かが到着したようです。
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 ゲルの真ん中に煙突が立っているように見えますが、実は真ん中ではないのです。屋根の真ん中は円形の穴になっていて、半分はゲルの布が張られています。透明の部分はビニールです。明かりとりになっているのです。このビニールの部分は開閉できるようになっています。ゲルの天辺を大きなビニール傘で覆っているのをイメージすると良いでしょうか。そして、円の8分の1が板張りで、そこに煙突が通っているのです。
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 ゲルの布にバッタがとまっていました。あのゴム動力のバッタ(飛ぶときにゴム動力のおもちゃのような音を発てます)です。きっと濡れた翅を朝日で乾かしているのでしょう。
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 今回持って行ったカメラは、メインがD7100、予備にD5000。レンズが300㎜と105㎜の2本です。そして、風景用にTG3を持って来ました。顔を洗って身支度を済ませると6時45分になっていました。いつもD5000は持っていくだけで出番がありません。ちょっと可哀そうになり105㎜を付けて外に出ました。朝食は8時の予定なのでキャンプの中を歩いてみることにしました。
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 草の先にシジミチョウがとまっているのは未だ寝ているのでしょうか?それとも濡れた翅を乾かしているのでしょうか? 宿泊客は未だ寝ているようで、歩いている人の姿はありません。
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 昨日と同様、キャンプの敷地の中で出逢うのはアサマシジミです。まだ、本当にアサマシジミで良いのか自信はありませんが。
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 二晩続けての雨で、翅は傷んでしまったような気がします。雨の中でもこの姿勢でとまっている姿が見られました。木の下に避難したりはしないのですね。
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 キャンプの外れで、昨日丘の上で出逢った蝶が地面にとまっているのを見つけました。ハイラルベニヒカゲです。
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 たいていの蝶は撮影するときに、自分の影がかかると飛んでしまいます。朝は影が長いので、回り込むのが難しいのです。しかも105㎜ですから、敏感な蝶は近づくのに苦労します。草にとまったときに何とか裏側が撮れました。
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  オレンジ色が鮮やかな蝶が飛んで来ました。コヒョウモンです。キャンプ内にあまり花は多くありませんが、黄色い花に吸蜜に来たようです。写真の右下はエーデルワイスです。
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 気が付くと7時50分になっていました。ゲルに戻りカメラを置いてレストランい向かいました。

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Commented by yurinBD at 2017-08-09 21:35
モンゴルのアサマシジミ、可愛いですね♪
fushiginomoriさんが撮影されたお写真からは、シジミチョウに対する愛情を感じます。
ハイラルベニヒカゲという名前は初めて聞きました。
ベニヒカゲの仲間も多様なのですね!
Commented by fushiginomori at 2017-08-10 00:20
yurinさん、コメントありがとうございます。
キャンプの中には他のシジミチョウがいないのです。
後の丘を少し登れば、ウスルリシジミなどがいるのですが…。
食草の関係かもしれませんね。
ハイラルベニヒカゲはすっかり色が落ちてしまっていて、ベニヒカゲではないですね。
新鮮な個体を見たかったです。
by fushiginomori | 2017-08-09 20:16 | 海外 | Comments(2)

千葉の里山、近郊の公園、そして南の島の不思議の森で出逢ったシジミチョウをご紹介します


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