草原の風に翔ぶ蝶を追って(その14)

 峠を越えたあたりの草むらを横切り、森の縁でバヤラさんが何かを追いかけていました。初めて見るジャノメチョウです。大きさはコジャノメほどですが、カフェオレ色のシンプルな模様のジャノメチョウです。
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 調べてみるとチョウセンジャノメのようです。検索するとヨーロッパの画像が多く出てきます。ヨーロッパからモンゴルまではユーラシア大陸という陸続き、日本人には壮大過ぎて実感できないかもしれません。蝶たちにとっては、海で隔てられている日本の方が特別な環境なのでしょう。
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 この辺りにはヒョウモン類も多く見られました。すっかり顔馴染のギンボシヒョウモンです。
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 こちらはコヒョウモンとしておきます。翅裏だけ見るとヒョウモンチョウのようにも見えますが。
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 今回はあまり水辺に行かなかったので、トンボにはほとんど出会っていません。でも、この辺りの草むらにはトンボが多く見られました。このキトンボのようなものとムギワラトンボのようなものの2種類です。
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 丘の上から亀石側を見下ろすと右手に廃墟(?)が見えます。バヤラさんのお話だと、廃墟ではなく建設中のホテルだそうです。ウランバートルでも10月下旬には気温が氷点下になるのですが、完成はいつ頃になるのでしょうか。
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 時系列でいうとこの後エゾシロチョウの産卵を正午から30分ほどかけて観察しました。そして、キャンプの方に向かって蝶を探しながら歩きました。
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 途中で見つけたのはブルーのシジミチョウです。ミヤマシジミ?としておきます。
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 ヒメシジミだったら翅の縁取りの黒い部分がもっと幅広いからです。モンゴルにはアサマ、ヒメ、そしてミヤマシジミの3種とも生息しているようです。
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 キャンプに帰り着いたのは予定の午後2時を少し過ぎてしまってからです。キャンプには昨晩バヤラさんの後輩が日本人の観光客を連れて到着したそうです。この後、団体客が二組、日本と香港からやって来る予定だそうです。昼食が2時半頃になってしまったため、私たちの他に観光客はいませんでした。
 今日の昼食はゆで卵のサラダ、カレー味のヌードル、甘辛い味付けの羊肉、そしてデザートです。モンゴル料理と言えば羊というイメージがありますが、今回初めての羊肉です。カリカリに焼いてあってとても美味しかったです。
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 昼食をとりながらバヤラさんと午後はどこに行こうかと話していました。しかし、レストランから出ると雨が降っていました。バヤラさんの後輩は日本人の観光客と乗馬に出かけているとかで心配していました。私たちの午後のスケジュールは雨の様子を見てということになりました。
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 ゲルの中は暑いので、私は扉を開けて入口に座って外を見ていました。雨が降ると遠くの山が白く見えます。

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Commented by ダンダラ at 2017-08-13 14:38 x
チョウセンジャノメはヒメヒカゲと色合いなどが似ていますね。
コヒョウモン、確かにそう見えますね。
ゲルから見る風景はやはり異国の感じがしますね。
Commented by yurinBD at 2017-08-13 19:03
カフェオレ色のチョウセンジャノメ、ダンダラさんがコメントされているとおり、ヒメヒカゲに似た雰囲気がありますね~、良い色合いだと思います。
コヒョウモンは今年見ていないのですが、裏翅の模様が綺麗ですね!
Commented by fushiginomori at 2017-08-14 06:34
ダンダラさん、コメントありがとうございます。
ヒメヒカゲの仲間も2種確認しましたが、チョウセンジャノメは違うようです。
ヒメヒカゲのような翅の縁に沿ったリボンのような模様がありませんので。
Commented by fushiginomori at 2017-08-14 06:37
yurinさん、コヒョウモンが一番鮮やかなオレンジ色でした。
どうしても鮮やかな色に魅かれてしまうので、
かえって珍しいヒョウモン類をスルーしてしまったのだろうと思います。
by fushiginomori | 2017-08-13 07:15 | 海外 | Comments(4)

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