草原の風に翔ぶ蝶を追って(その21)

 斜面を降りた谷間には花も多く、数多くのオレンジの蝶たちが舞っています。ヒョウモン類よりヒョウモンモドキの仲間の方が多いようです。ヒョウモン類はコヒョウモンとギンボシヒョウモンの2種しか見ていません。
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 小さい方はアルケシアヒョウモンモドキです。大きい方は、撮ったときにはギンボシヒョウモンと思っていたのですが…。
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 どうやら大きい方はウラギンヒョウモンのようです。翅の表が見えると、前翅のくっきりした2本の性標はウラギンヒョウモンのものでした。種類の違う2頭が、仲良く一つの花で蜜を分け合っています。
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 そして、こちらがギンボシヒョウモンです。ヒョウモンたちを見ていると、信州の高原にいるようです。
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 ヒョウモンモドキで多いのはキタコヒョウモンモドキです。翅を閉じているのでわかりませんが、表翅の体に近い部分にオレンジの地に黒い網目模様があります。アルケシアは上の写真のようにほぼ黒色です。
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 ちょっと解りづらいのですが、キタコヒョウモンモドキが花の上で交尾していました。
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 モンゴルの草原の蝶たちは、短い夏に羽化し、花を訪れ、恋をし、そして命をリレーするのです。日本のヒョウモン類のように夏眠をしたなら、あっという間に夏は終わってしまうのです。
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 オレンジ色でないので、目立たないのはキタフチグロヒョウモンモドキです。
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 キタフチグロヒョウモンモドキは一見、羽化して時間が経ってしまったように見えますが、これでもまだ新鮮な方です。
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 そしてタイリクヒョウモンモドキです。大きさはコヒョウモンくらいで、あとでチェックするまでは、コヒョウモンを撮ったつもりでいました。
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 ピントが合っていないのですが、一枚だけ裏翅の見える写真がありました。日本のヒョウモンモドキによく似ています。
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 こちらがお馴染みのコヒョウモンです。オレンジが鮮やかなのでついカメラを向けてしまうのです。おかげでタイリクヒョウモンモドキの写真が撮れたのですが…。
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 もし私がヒョウモン類を中心に探していれば、もっと色々な種類に出逢えたのだろうと、少し惜しい気がします。

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Commented by yurinBD at 2017-08-23 11:47
ヒョウモンモドキの仲間を多種撮影され、素晴らしいですね!
いずれも複雑な模様が素敵です。
交尾シーンも撮影され、お見事です!
Commented by banyan10 at 2017-08-24 19:05
日本では3種類だけのヒョウモンモドキの仲間も多く見れるのですね。何種類生息しているのでしょうか?
この仲間は日本と同様に草原が似合いますね。
黒っぽい種や白っぽい種など興味深いです。
貴重な交尾にも出会えて良かったですね。
Commented by fushiginomori at 2017-08-26 06:16
yurinさん、日本よりもモンゴルの方が、交尾している蝶は見つかりやすい気がします。
夏が短いので、花が咲くと蝶たちが一斉に現れ、交尾し産卵するのだと思います。
ヒョウモン、ヒョウモンモドキは多いのですが、他のタテハはあまり見ませんでした。
コヒオドシの他にはミスジらしいのを2,3度、アカタテハに似たのを1度見ただけです。
Commented by fushiginomori at 2017-08-26 06:21
banyanさん、個体数ではヒョウモンモドキの方が多いようです。
ただ、その場では違いが解らず、見逃しているものも多いと思います。
あとで調べても中々同定は難しく、間違いも多いとは思いますが…。
ヒョウモン類に絞って撮れば、もっと色々見つけられたと思います。
by fushiginomori | 2017-08-22 19:05 | 海外 | Comments(4)

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