新チャンピオン君臨

 先週後半は突然気温が下がりました。日曜日はまた少し蒸し暑くなりましたが、近くの里山にウラナミシジミを探しに行きました。実に5月の連休以来の散策です。初めに見つけたのは表がブルーの雄でした。
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 このところ夜は虫の声が聞こえるようになりました。でも、昼間はまだ蝉の声が流れています。ミンミンゼミに混じってツクツクボウシの声が目立ちます。この季節にウラナミシジミは数を増します。こちらは雌です。
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 今日は気温が上がったのでムラサキシジミは翅を開きませんでした。
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 キタキチョウは数多く見られましたが、どれもまだ夏型です。雄は鮮やかな黄色です。秋型に装いを替えるのはまだずっと先になります。
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 毎年秋に姿を現すのはチャバネセセリです。イチモンジセセリと比べるとずっと数が少ないようです。
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 サトキマダラヒカゲは秋になると色の薄い個体が多いようです。夏型は飛んでいるとオレンジ色に見えるのですが、今日は白っぽい個体ばかりでした。
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 ここ何年か数が増えて、春や夏にも見かけるようになりましたが、ヒメアカタテハはやはり秋が似合います。夕焼け色のタテハチョウです。産卵場所を探しているようでした。
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 キタテハはもちろんまだ夏型ですが、ニラの花は季節が夏から秋に変わることを告げています。
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 そして、風と光にも秋の気配を感じるようになりました。
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 季節感が無いのはツマグロヒョウモンです。温暖化の象徴のようなこの蝶は、里山でもっとも普通に見られる蝶になっています。春先から晩秋まで。
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 しかし、私が里山を訪れない間に、既に新チャンピオンが君臨していたのです。アカボシゴマダラの圧倒的な存在感には王者の風格があります。
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 春の白い個体と比べ赤い星が鮮やかです。相変わらず相撲でも野球、サッカーでも外国人選手の活躍が目立っています。一度チャンピオンとして君臨すれば、国産種では歯が立たないかもしれません。
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 地球規模で見れば、陸地に国境のない日本が特殊な環境です。もともと翅を持つ蝶が人間の引いた国境に従うはずはないのです。人為的に移動させられたなら、蝶の方が被害者ですから、外来種と嫌うのも可哀そうな気がします。アカボシゴマダラは今年は住宅街でも見られるようになりました。

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Commented by ダンダラ at 2017-09-04 17:08 x
少し前までは昼間に歩くのは暑くて大変でしたが、涼しくなってきて近くのフィールドを歩くのも楽になってきましたね。
コスモスも咲き始めて、そろそろ秋の蝶の出番ですね。
アカボシゴマダラはそちらでは新参者ということでしょうか。
きれいな蝶ですが、こちらでは以前よりは元気がないようです。
ゴマダラチョウも結構頑張っている感じです。
Commented by yurinBD at 2017-09-08 06:15
ブログの雰囲気が変わりましたね。フシギノモリノオナガシジミのお写真がとっても素敵です。
これからの季節にフィールドで主役になる秋の蝶たちがズラッと並びましたね~、季節の変化を感じます。
ゴマダラチョウにも頑張って欲しいですね!
Commented by fushiginomori at 2017-09-09 06:22
ダンダラさん、私のフィールドでのアカボシゴマダラの初見は2015年9月でした。
翌年の夏には、必ず見られる蝶になっていました。
でも、昨年も夏の終わりから秋には雨が多かった(あいまいな記憶ですが)ためか、姿を見なくなりました。
それが、今年は春から白い個体を目にすることが多く、夏には住宅街でも見かけるようになりました。
確実に侵略を進めているようです。
Commented by fushiginomori at 2017-09-09 06:25
yurinさん、Blogの新機能をいじっていたらこんな感じになってしまいました。
yurinさんのリニュアルに比べればまだまだです。
今年は地元での夏の観察をさぼってしまったので、ゴマダラチョウを見ていません。
by fushiginomori | 2017-09-03 23:48 | 千葉県 | Comments(4)

千葉の里山、近郊の公園、そして南の島の不思議の森で出逢ったシジミチョウをご紹介します


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