ライステラスの畦道を辿りながら、道は上り坂になります。1月7日11時20分、もうすぐ歩き始めて3時間になります。日頃の運動不足を悔やみました。畦道はぬかるんでいて、ガイドさんの足跡を辿るのに精いっぱい、蝶を探すどころではありません。見かける蝶もタテハモドキとハイイロタテハモドキばかりです。田圃が途切れた草むらにカマキリを見つけました。背中の模様がお化けの顔に見えます。お化けを見たことはありませんが…。
横から見るとかなり性格が悪そうな目をしています。
セセリチョウの仲間も多いのですが、名前がわかりません。ネイチャーガイドさんは、私が蝶の写真を撮り、蛾は撮らないのを不思議そうに見ていました。彼には蛾とセセリチョウを区別することが理解できないようです。
チャコモンセセリです。
このセセリは名前がわかりません。写真ではわかりずらいかもしれませんが、赤い目をしています(寝不足ではないと思います)。
ライステラスでは蝶よりもトンボをたくさん見ました。まずは、赤いイトトンボです。
次はチョウトンボに似たトンボです。
少し大型のトンボはヤンマの仲間でしょうか?
このトンボを一番多く見ました。ムギワラトンボに似ています。
飴色の柔らかそうなトンボです。トンボの知識があればもっと楽しめたのでしょうが、名前を知らないばかりか、調べる方法も判りません。不勉強を反省しています。
緩やかな坂を登りつめ、ビレッジ・トレッキングのゴールのコーヒー農園に辿り着きました。歩いてきたライステラスを見下ろして一息つきました。
「コピ・ルアク」という言葉を聞いたことがある人は少ないと思います。コピ(kopi)はコーヒー、ルアク(luwak)はジャコウネコのことです。コピ・ルアクは世界一高級なコーヒーと言われています。ジャコウネコは赤く熟したコーヒーの実を食べ、コーヒー豆は未消化で排泄され、それを洗浄、乾燥したものが「コピ・ルアク」です。このコーヒー農園では、ジャコウネコも飼育されていました。せっかく最高級のコーヒーをご馳走してくれるということでしたが、私は無礼にも辞退し、普通のコーヒーをいただきました。色々なコーヒーや紅茶を試飲し、車でホテルへと戻りました。