香港の旅 in Typhoon(その6)

 雨の止み間に黄色と白の2種類のミスジチョウが現れました。黄色い方はキンミスジです。
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 キミスジと似ていますが、キンミスジは前翅の外側に縁取りがあります。雨が降る前にセンダングサで腹ごしらえです。
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 白い方はリュウキュウミスジです。コミスジとそっくりですが、後翅の白い筋には黒い縁取りがあります。香港にはコミスジはいないので必要ない見分け方ですが…。
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 吸蜜が終わると草の葉で翅を休めます。この場所、蝶が多くこの2種の他、アゲハ類やセセリチョウたちが花の取り合いをしていました。
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 一回り大きなミスジがいました。大きさだけでなく体もしっかりしているようです。調べてみるとタイワンホシミスジのようです。日本のホシミスジとは随分と雰囲気が違います。見つけたのは鳳園の外でした。
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 鳳園蝴蝶保育區は保護区であって、蝶園ではありません。ドームもネットも無く、蝶たちの好む樹や草花を育て”地元”の蝶たちを集めているのです。園内は第一期~第三期の区画に分けられ、第二期に”蛺蝶寄主園”というエリアがあります。つまりタテハチョウの食草が植えられているエリアです。しかし、ここにタテハチョウは1頭もいませんでした。蝶の好む樹や草花と言っても、親子で好む植物は違うのです。この日、タテハチョウが一番多かったのは、第三期の”燕鳳閣”でした。
 この翅を大きく齧られた蝶の名はアカホシイナズマです。幸い体は傷ついていないので、元気に飛び回っていました。翅が欠けていない姿を見たくなりますが、遭遇は一度きりでした。
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 セセリチョウたちは雨の中でも姿を見せていました。なんとなく和のテイストを感じさせるマネシセセリです。チャームポイントは触角の先の白い点です。
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 このセセリチョウは名前がわかりません。このタイプはいつも”セセリチョウの一種”ですましてしまいます…。
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 シナシロシタセセリです。英名は”Water Snow Flat”、ウォータースノウの意味はよくわかりませんが、雪のように白くフラットに止まる蝶ということでしょう。中国語でセセリチョウは”弄蝶”です。(以上パンフからの引用でした)
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 白い部分が目立つ綺麗な蝶です。沖縄のコウトウシロシタセセリと近い種類なのでしょう。
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 センダングサの花に止まったので、裏側を狙ってみました。裏の方が白い部分が多く見えるのは体が白いからでしょう。
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 日本でもこんな蝶たちの保護区が作れたら良いですね。食樹、食草を植えるだけでなく、下草を刈り過ぎない環境保護が大切だと思います。”人”にとっては”雑草”でも、その土地に不要な植物は無いと思います。更に”人”の厄介なところは別な土地から、時には外国から、本来そこに存在しない植物を安易に持ち込んでしまうところです。

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Commented by yurinBD at 2015-10-18 20:40
キンミスジ、花で吸蜜するのですね、
とても綺麗に撮影されておられ、素晴らしいですね!
イナズマ系の蝶も会いたい蝶です!
シナシロシタセセリ、独特な柄ですね~
鮮明に撮影され、独特さが細部まで分かりました!
Commented by fushiginomori at 2015-10-18 21:06
yurinさん、アカボシイナズマは翅が欠けていたのは本当に残念でした。
タテハモドキ類などは全く見かけませんでした。
季節が違うのか、雨のせいなのかわかりませんが。
by fushiginomori | 2015-10-17 23:07 | 海外 | Comments(2)

千葉の里山、近郊の公園、そして南の島の不思議の森で出逢ったシジミチョウをご紹介します


by fushiginomori