やはりトラフに逢いたくて
2016年 04月 04日
いつもは105mmマクロなのですが、人が多い場所では邪魔になると思ったのです。馬酔木にもベニシジミがやって来ました。樹の上や枝の奥にいる時には300mmが便利ですね。
天気予報が良くないせいか、予想に反し平日より人が少ないのです。皆さん今年のトラフは撮影済みということでしょうか? 今日はのんびり撮影ができました。そこへ2頭目のトラフシジミの登場です。1頭目は片方の翅の先が折れていました。羽化がうまくいかなかったのでしょう。この個体は綺麗です。
トラフシジミはしきりに吻を動かしています。吻で体を手入れしているのか、それとも体や脚で吻の手入れをしているのか。
どうやら、先日のコツバメ同様吻のお手入れです。馬酔木の花はべたつくのでしょうか?手入れが終わると花の外側を舐めています。
カメラマンが少ないのでレンズをいつもの105mmに換えます。馬酔木にはコツバメも吸蜜に来ていました。
こちらも吸蜜かと思いましたが、どうやら産卵をしているようです。
ピントが合っていませんが、淡い緑色の卵が見えます。この”生”と隣り合わせに潜んでいるのがもう一つの緑色、蝶に”死”をもたらす蜘蛛です。でも、蜘蛛にとっては、それが”生”なのです。
再びレンズを交換し、300mmのテストです。コツバメが面白いところにとまっていました。
午後から風が出てきました。雪柳の枝は細く、コツバメも一緒に揺れています。それでもぶれずに撮れるようです。ただあまり望遠は使わないので、動く被写体をファインダーで捉えるのに苦労します。
最後はミヤマセセリです。前から顔を撮るのは初めてです。生け垣越しに、1.5mの距離があるから逃げられなかったのでしょう。マクロでは難しいと思います。300mmはシジミチョウには向かないと言われますが、クロップモードで使うにはちょうど良いと感じました。
馬酔木の前でお会いしたmahalo350さんに、ポイントを教えて頂いたり鳥のお話も伺い、楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました。