帯広、河川敷の草原で(その4)

 三日目、最終日の朝です。昨日までの30℃越えと打って変わって、この日の最高気温の予想は19℃です。昨日との温度差は実に12℃です。気温が低いとジョウザンシジミはどうしているのか気になります。こんな日はあまり早く行ってもしょうがないので、ホテルで朝食をとり、ゆっくりと支度して9時過ぎにチェックアウトしました。フライトは午後ですので2時間ほど時間があります。
 曇ってはいますが、陽射しが無いわけではありません。ただ風が冷たく、昨日のように半袖のポロシャツ一枚という訳にはいきません。エゾヒメシロチョウが吸蜜していました。この三日間で飛んでいないエゾヒメシロチョウを見たのは初めてです。
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 近くにチャマダラセセリもいました。こちらも気温が低いと一つの花の滞在時間が長く、写真は撮りやすいようです。
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 ジョウザンシジミのポイントに着いたのは10時半くらいです。今日はあまり飛んでいません。やっと見つけたのは、トクサの天辺、やはり”尖端”が好みなんですね。
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 草の上にもいます。地上20~30cmの場所にとまることが多いようです。
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 予想通り曇っていて気温が低いので、昼前でも翅を開いてとまる個体が多いようです。
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 動きもあまり活発でないので、マクロで撮るには都合が良いのです。
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 ジョウザンシジミは昨日までとは少し違う場所に多く見られました。雲間から薄日が射すと翅をいっぱいに開きます。
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 正午を過ぎました。残された時間も少なくなってきました。できるだけ多くのジョウザンシジミをカメラと記憶に残したいと思い、草原を探しました。ジョウザンシジミは時々地面にも降りてきます。
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 雌のツバメシジミは、翅の表の色合いがジョウザンシジミと似ています。
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 こちらはツバメシジミの雄です。本州にもいる普通種も、特別な蝶に見えてしまうのは澄んだ空気のせいかもしれません。でも、この澄んだ空気が曲者なのです。今年の花粉症はもう終わったのに、なぜかくしゃみと鼻水が…。実は北海道は未だ花粉の季節だったのです。杉ではなく白樺ですが。
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 ここでタイムアップです。最後の一枚は、日向ぼっこを楽しむジョウザンシジミです。
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 最初の予定では、一日目に幸福駅に行ったので、今日は愛国駅を見に行くはずでした。「愛の国から幸福へ」と揃えたいですから。しかし、結局選んだのは愛の国よりもジョウザンシジミの国でした。今回の遠征の何よりの「幸福」はNさんに会えたことです。Nさん、本当にありがとうございました。
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Commented by yurinBD at 2016-06-05 15:20
わ~、チャマダラセセリをとても綺麗に撮られておられ、素晴らしいですね!
日本のチャマダラセセリは未見の憧れの蝶の一種です。
ジョウザンシジミも近接して撮影され、裏も表も、どちらも美しいですね!
とても充実された北海道遠征で良かったですね!!
Commented by banyan10 at 2016-06-05 17:17
最後にエゾヒメシロも撮影できて良かったですね。
ジョウザンシジミはやはり魅力的ですね。
もう一度会いたい蝶です。
ツバメシジミの雌はやはり北海道はかなり青いみたいですね。近場で見れる蝶と思ってスルーしてはいけませんね。
Commented by fushiginomori at 2016-06-08 21:33
yurinさん、ありがとうございます。
今年初めての遠征でしたが、成果は私の期待以上でした。
気温が低いと近づきやすいので、撮影には最適です。
何より涼しいと楽ですね。
Commented by fushiginomori at 2016-06-08 21:39
banyanさん、ありがとうございます。
三日目にとまっているエゾヒメシロに出逢えたのはラッキーでした。
ツバメシジミの雌の写真は僅か数枚しかありませんでした。
どうしてもジョウザンシジミの方を追いかけてしまいますので…。
あとで写真を見て綺麗な個体だったので、もっと撮れば良かったと後悔しました。
by fushiginomori | 2016-06-05 15:11 | 北海道 | Comments(4)

千葉の里山、近郊の公園、そして南の島の不思議の森で出逢ったシジミチョウをご紹介します


by fushiginomori