路線バスの旅、台北再び(その2)

 大屯山への道は続きます。道は舗装道路ですし傾斜も緩やかなのでサンダルで歩いている人もいます。しかし、気温が上がってきたので路上の温度は更に高いと思われます。カーブのところで道端にアマミウラナミシジミを見つけました。
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 翅を半分開いたので雌とわかりました。台湾と石垣島の距離は270kmですから、やはり八重山との共通種が多いようです。ちなみに那覇と石垣島の距離は400kmあります。
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 タイワンアンジェリカにルリシジミの仲間が訪れました。表翅は撮れなかったのですが、ルリシジミよりずっと濃いブルーです。ヤクシマルリシジミかもせれませんが、裏の模様が違うように思えます。ここではタイワンルリシジミとしておきます。タイワンルリシジミはヤクシマルリシジミの亜種とされているようですが。
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 日本では見られないセセリチョウがいました。イチモンジセセリなどと比べると一回り大型です。触角に黄色い部分があって、なかなかお洒落です。
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 和名はアトムモンセセリと呼ばれているようです。アトム?10万馬力なんでしょうか?後(翅が)無紋(の)セセリという意味だと思います。
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 道は展望台に出ました。看板には鞍部と書いてありました。意味がわからず調べてみると、尾根の窪んだ所とありました。窪んでいるので道を通すことが多く、道があると峠となるそうです。ここで景色を楽しみ休憩します。大屯山の標高は1,087mあります。まだ、中腹の休憩所ですが、それなりに登って来たようで、風は涼やかで心地良いのです。ここから車道を離れ、草原を縫って登山道が続いていますが、根性の無い私たちはここまでにします。
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 草原にはヒメアサギマダラが見つかります。
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 もともと、この時期に蝴蝶季、バタフライフェスティバルが行われるのは、アサギマダラなどのマダラチョウの仲間がたくさん集まるからです。しかし、最終日ともなるとマダラチョウの数はとても少ないのです。アサギマダラはもう渡ってしまったのでしょうね。ヒメアサギマダラも八重山でも見ることができます。
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 ここで、歩いてきた道を引き返すことにしました。アオスジアゲハが高速で飛び交っています。気温が高いせいかとても俊敏で、数は多いのに撮影のチャンスは一度しかありませんでした。
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 枯れかかったタイワンアンジェリカにイシガケチョウを見つけました。茶色味が少なく墨で描いたような模様です。
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 道端にキミスジがいました。ミスジ類と違い、裏面には三筋が有りません。
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 少しだけ翅を開きました。表翅の模様もミスジ類とは違うようです。
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 もうすぐ12時ですが、駐車場まで降りたら、今度は二子坪の遊歩道を歩いてみよう思います。蝶に興味が無いのに付き合ってくれるS君には、いくら感謝しても足りないと思いながら。
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Commented by yurinBD at 2016-07-02 09:18
おはようございます。
キミスジは未見の蝶ですが、裏翅が独特な模様ですね!
ミスジ類とは明確に違うわけですね、初めて知りました。
ヒメアサギマダラの吸蜜シーンが良いですね、周辺環境は気持ちの良さそうな高原ですね。
アトムモンセセセリ、初めて聞きました。
セセリチョウも多様で、様々なセセリチョウを見てみたくなりますね!
Commented by fushiginomori at 2016-07-02 21:10
yurinさん、キミスジはこの1頭だけでした。
アトムモンセセリはあちこちで見ました。
後翅に紋が無いので、セセリにしては珍しく同定に苦労がありませんでした。
このセセリ以外は八重山でも見られる蝶です。
by fushiginomori | 2016-07-02 08:13 | 海外 | Comments(2)

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