夏休みの散歩道

 夏休みは遠出の予定が無いので、自宅から徒歩圏内で何種類の蝶が撮れるかチャレンジしてみることにしました。なので、多少のボケ、ブレは気にしないことにします。8月12日は雲が多く、少しだけ暑さは和らいだようです。1番目はクロアゲハです。樹の上で翅を休める雌は、赤紋が発達していて沖縄テイストを持った個体でした。
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 2番目はモンキチョウ、だいぶ翅が傷んでいました。そして3番はキタキチョウ、わかりずらいのですが、葉の裏で交尾していました。
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 4、5番はタテハチョウ科、キタテハアカボシゴマダラです。キタテハは新鮮ですが、アカボシゴマダラはかなり翅が傷んでいました。
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 6番はサトキマダラヒカゲ、翅の裏はモノトーンですが、表は普通にオレンジの紋が有りました。7番はヒメジャノメ、低木の奥で開翅していました。曇りの日の木陰の蝶は撮影に苦労します。
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 8番はルリシジミ、今日はたくさん見られました。でも、木陰に多くブレた写真を量産してしまいました。9番目ヤマトシジミ、曇りとはいえ地面の近くは熱くないのでしょうか? とても元気です。
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 10番はムラサキシジミ、雌と雄の写真を撮ったつもりですが両方とも雌でしょうか? 写真右は前翅の青い部分の面積が広いので雄だと思いました。しかし、中室の端で青が途切れているので雌ではないかと思います。
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 そして、11番はウラナミシジミです。最初に見つけた個体はずいぶんと擦れています。先週は雨もあり、今週も台風の接近など風が強かった日があったので、そんな中を生き抜いてきたのでしょう。8月初旬には羽化していたものと考えられます。これまでの一番早い確認は、昨年の8月2日です。ウラナミシジミはここ数年、8月に姿を現すようになりました。
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 葛の葉の茂る草むらを数頭のウラナミシジミが飛んでいました。ヤマトシミを追い回しています。8月のウラナミシジミはとても早く飛びます。測った訳ではありませんが、千葉県のシジミチョウでは最速だと思います。やっと見つけた新鮮な個体です。
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 眼で追い、何度も見失って、やっと葉の上で休む姿を捉えました。
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 尾が揃っていたのはこの一頭だけでしたので、しつこく追いかけました。
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 今日最後、12番目はウラギンシジミです。ウラナミシジミを追いかけていたときに、葛の葉で見つけました。三頭ほどいましたが全て雌でしたので、一番傷みの少ない個体を選んで撮りました。
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 前回の散策から2週間しかたっていませんが、里山の住人の顔ぶれはずいぶんと変わっていました。明日は時間を変えて歩いてみようと思います。
Commented by yurinBD at 2016-08-13 22:32
私も今日から4日間の夏休みです。
ずいぶんと沢山の種類の蝶に合われたのですね!
もうウラナミシジミが出ているのですね!
ムラサキシジミやウラギンシジミも登場し、夏から秋への変化を感じます。
サトキマダラヒカゲの色合いは珍しく感じました!
Commented by fushiginomori at 2016-08-13 23:52
yurinさん、ウラナミシジミが定着していると言われる、房総の無霜地域とはどこなのか?
なぜ、ツマグロヒョウモンやナガサキアゲハのように越冬地を広げられないのか?
ウラナミシジミは謎の多い蝶だと思います。
yurinさんのご近所ではいつごろから見られますか?
by fushiginomori | 2016-08-13 08:27 | 千葉県 | Comments(2)

千葉の里山、近郊の公園、そして南の島の不思議の森で出逢ったシジミチョウをご紹介します


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