時間を少し巻き戻します。二日目の昼食のあと、エレファント・キャンプの近くの蘭園に立ち寄りました。さっそく蘭園の奥にあると聞いた蝶園を目指します。色とりどりの蝶の中でも、一際目立っているのは
キアネハレギチョウでした。
この蝶、表翅はもちろん、裏面も派手です。実は私はハレギチョウを自然の環境で見たことがありません。
ハレギチョウによく似ているのが
スジグロカバマダラです。カバマダラの仲間は体内に鳥が嫌う毒を蓄えていると聞きます。ですからこの蝶が似ているのではなく、似られている(?)のです。スジグロカバマダラは沖縄でも見られる蝶です。
淡いブルーのマダラチョウは
ヒメアサギマダラです。アサギマダラよりだいぶ小型です。
翅の表を見る機会がありませんでしたが、
ルリマダラだと思います。
トラフタテハは南の国らしい蝶です。留まっている場所が悪く翅の表を摂れませんでした。でも、横顔もなかなか精悍です。
蝶園では蝶の翅はすぐに傷ついてしまうのですが、ここの蝶たちは割といい状態のようです。イナズマチョウも見つかりました。
サトオオイナズマだと思います。
そろそろ出発の時間です。最後にプイさんが見つけた
アナイスアサギシロチョウです。ブルーの白蝶ってとても不思議な感じでした。蘭園を出て向かったのはエレファント・キャンプです。
二日目のホテルに着いたのは午後3時でした。左上がホテルのフロントです。ここでプイさんとはお別れです。二日後の15日の午後4時に迎えに来てくれる予定です。これからの二日間が蝶を探す時間なのです。
チェックインの手続きが終わると、フロントからホテル棟まではカートで送ってもらいました。右上がテラスからの眺め、下は部屋と浴室です。
部屋に荷を置くと早速カメラを持って出かけました。ホテル棟は2棟あり、3分ほど坂を下って行くとフロントとレストランがあります。道の両側にはヴィラが点在しています。フロントの手前を左に下って行くとホテルのスパがあります。環境は良いのですが、気温が低すぎます。既に4時前ですから、一層肌寒さを感じます。
JTBの日程表では、この日の夕食は「パノラマレストランでカントークディナーをお楽しみください」となっています。カントークが何なのか想像もつかぬまま午後6時にレストランに行くと、スタッフはみな制服にコートやマフラーで防寒対策を施しています。見晴らしの良いパノラマレストランはオープンエアなので、席を室内に移してもらいました。そして、カントークディナーです。
手前の三角に組んだ葉を持ち上げるとライスが現れます。これが一人前? 手前の皿のチキンのから揚げ、脚一本です。これだけでも十分な気がするのですが…。取り敢えずスタッフに写真を撮ってもらいました。
山の中でテレビの写りが悪く、NHKは砂嵐でした。バスタブに湯を溜めて温まると9時前には眠りに入ってしまいました。