初夏のさとやまのあれこれ

 一気に駆け抜けていった今年の初夏、ゴールデンウィーク後半から梅雨入り間近の6月上旬まで、初夏のさとやまの景色を一気にご紹介します。

 まず、5月上旬とても暑い日でした。ダイミョウセセリが発生していました。
f0310988_16240570.jpg
 そしてコチャバネセセリです。黄銅色の翅を輝かせて飛び回ります。
f0310988_16241200.jpg
 アマガエルには厳しい天気です。葉陰に入れたのは顔だけです。
f0310988_16241939.jpg
 ゴールデンウィークはヒトにとっては例年過ごしやすい季節のはずです。蝶たちにも快適な季節のはずが、千葉の里山では、この季節、蝶の数が意外と少ないのです。越冬した蝶や早春に羽化した蝶たちはそろそろ姿を消す頃です。そして夏型の蝶たちの発生には少し早いのです。そんな中、コミスジは4月から発生しているのです。
f0310988_16242631.jpg
 ツマグロヒョウモンもまだ数は多くありません。これは雄ですから褄が黒くはないです。
f0310988_16243301.jpg
 5月の中旬になると、キタテハの夏型が姿を現しました。
f0310988_16390188.jpg
 この季節、ジャノメチョウの仲間が数多く見られます。4月から発生しているコジャノメは少し数が減ってきました。
f0310988_16390972.jpg
 サトキマダラヒカゲは数が増えてきました。林縁を活発に飛び回ります。
f0310988_16391794.jpg
 5月下旬になると、モンシロチョウに混じってスジグロシロチョウの数が増えました。
f0310988_16392675.jpg
 チャバネセセリはこの一頭だけ見つけました。
f0310988_16393502.jpg
 早春に現れて以来、このところ姿を見せていなかったルリシジミですが、この日は数多く見られました。この個体は裏翅の黒点がくっきりしています。
f0310988_16491723.jpg
 ルリシジミの雌が表翅を少しだけ見せてくれました。
f0310988_16492896.jpg
 あまり吸蜜に夢中になると、背後から危険が忍び寄ります。
f0310988_16493831.jpg
 蜘蛛の前脚がルリシジミの翅にかかっています。このルリシジミが助かったのは、蜘蛛が既に獲物を咥えていたからです。
f0310988_16494937.jpg
 今度はとてもワイルドな虻です。シオヤアブでしょうか。ファインダーから覗いていると振り向いた虻と眼があってしまいました。こちらも既に獲物を咥えていたので、私も命拾いしました。
f0310988_16500318.jpg
 いつもは声だけ聞くキジが今日はその姿を見せました。休耕田の向こう側です。さすが国鳥、立ち振る舞いに品格を感じます。
f0310988_16591756.jpg
 ハグロトンボです。私のイメージでは、ハグロトンボは山の渓流が似合うと思うのですが、ここ何年か数が増えているようです。
f0310988_16593024.jpg
 イチモンジチョウが現れました。例年通りコミスジより少し遅れて姿を見せました。新鮮な個体は複雑な模様が有りとても綺麗です。
f0310988_16594174.jpg
 6月初め、ミドリシジミのいる公園に行ったときでした。樹液を求めてやって来たヒオドシチョウです。
f0310988_16595133.jpg
 同じ樹に留まっていたコムラサキです。コムラサキも樹液にやって来ます。
f0310988_17024090.jpg
 6月上旬、いつもの里山にはアカボシゴマダラが何頭も舞っています。
f0310988_17120057.jpg
 そしてトリミングしてやっとそれとわかる証拠写真はテングチョウです。10年間で三度目の出逢いでしたが、近づこうとして飛ばれてしまいました。
f0310988_17121006.jpg
 ふと気配を感じ、見上げるとキアゲハが吸蜜していました。頭は見えないのですが、翅がとても綺麗でした。
f0310988_17122276.jpg
 花から花へ飛び移るモンキチョウが偶然写りました。
f0310988_17123377.jpg
 この日は新鮮なベニシジミが数多く見られました。強い陽射しに輝いて見えます。
f0310988_17124307.jpg
 翅を閉じたまま留まる個体ばかりだったのは、この強い陽射しのせいかもしれません。
f0310988_17211607.jpg
 最後はツバメシジミ、雌です。シロツメクサがお気に入りです。
f0310988_17212625.jpg
 5月上旬から6月上旬までの1ヶ月の里山の様子を一気にご紹介しました。単に写真の整理を怠っていたとも言えますが、中々追いつけないほど今年は季節の移り変わりが早いようです。関東も明日は梅雨入りでしょうか?

[PR]
Commented by yurinBD at 2018-06-06 14:53
初夏の蝶たちの見事なラインナップですね!
日本の蝶を見ることのできない私には嬉しい内容です。
コミスジの背中、良い色合いが出ていますね。
そして新鮮なイチモンジチョウの美しいこと!
ムム、ミドリシジミの公園でヒオドシチョウが登場したのですかっ!見たかったぁ~。
清楚なツバメシジミも良いですね!
Commented by banyan10 at 2018-06-07 18:31
普通種も丁寧に撮影していますね。
最近は目的の蝶以外は良いシーンでないと撮影しないことも多いので反省です。(笑)
小さいハナグモはシジミチョウくらいなら捕まえられるのでしょうかね。気になりますが、何もなくて良かったです。
樹液が出ていると各種の蝶が集まっていいですよね。コムラサキもまだ今年は撮影できていません。
Commented by Koriel at 2018-06-11 07:47 x
ゼフ、ゼフと追いかけるのも良いものですが、こうして季節の総括的に色々な蝶の写真を並べるのも趣がありますね。
順番に見ていてとても楽しかったです。
Commented by fushiginomori at 2018-06-14 20:31
yurinさん、コメントありがとうございます。
ミドリシジミの公園のミドリシジミですが、
今年はとても少なかったようです。ちょっと心配ですね。
Commented by fushiginomori at 2018-06-14 20:35
banyanさん、コメントありがとうございます。
この季節、地元で撮影することがあまりありません。
どうしても、ミドリシジミなどを撮りに出かけることが多いので。
近所でもアカシジミなどはいるのではと思うのですが、未だ見つかっていません。
Commented by fushiginomori at 2018-06-14 20:40
Korielさん、コメントありがとうございます。
近くを歩くだけでも、蝶と出会えると楽しくなります。
たまには他の生物も観察してみたくなります。
by fushiginomori | 2018-06-05 17:40 | 千葉県 | Comments(6)

千葉の里山、近郊の公園、そして南の島の不思議の森で出逢ったシジミチョウをご紹介します


by fushiginomori