ツアーで沖縄、ついでに探蝶記(肆)

 午後の観光は海洋博公園です。バス専用駐車場から中央ゲートを抜けて沖縄美ら海水族館まで10分、添乗員さんのあとを追って強い陽射しの中を歩きました。
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 美ら海水族館の入場料1,850円もツアー代に含まれています。自由時間は200分。じっくり水族館を見るというS君を見送って、まずは探蝶に向かうことにしました。海洋博公園は端から端まで歩くと5㎞ということです。
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 中央ゲートの近くに「おきなわ郷土村」があります。まずは、この辺りで蝶を探すと直ぐにカバマダラが見つかりました。センダングサの花で吸蜜しています。
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 ときどき翅を広げるとオレンジ色が鮮やかです。
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 草むらの奥の石垣の手前で交尾中のカバマダラを見つけました。
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 そのカバマダラに擬態していると言われるツマグロヒョウモンです。雄は褄が黒くないので、全く似ていません。
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 草むらの上をトンボが何頭も旋回していましたが、その中の1頭がチョウトンボのようでした。関東で見られるチョウトンボとは全く色合いが違います。
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 これは別の場所で留まっていた個体です。オキナワチョウトンボです。その翅は鼈甲製のメガネフレームのようです。
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 こちらは郷土村の民家の石垣で翅を休めるルリタテハです。沖縄の亜種は表の色合いが異なるのですが、翅を広げてくれませんでした。裏翅もいつものルリタテハと違い、黄色っぽく見えます。
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 「熱帯ドリームセンター」まで歩くとだいぶ人が少なくなります。その先ではほとんど観光客とすれ違いません。黒いアゲハチョウが飛んでいるのですが、なかなか樹の上から降りてきません。やっと吸蜜中のシロオビアゲハが見つかりました。
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 シジミチョウはどこを見てもクロマダラソテツシジミばかり。やっとヤマトシジミが姿を見せました。
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 白みの強いブルーの翅に裏の模様が透けて見えます。後ろから光が当たっているわけではないので、不思議な感じがします。
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 それにしても陽射しが強いのです。台風は東に遠ざかって行ったようですが、こんなに晴れるとは思ってもいませんでした。

by fushiginomori | 2018-06-18 22:34 | 沖縄県 | Comments(0)

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