ホテルの中に植物園があるのを知り、入口を探しました。ホテル内の植物園なのですが、うっそうと茂る木々の葉は陽射しを遮り、場所によっては薄暗い環境を作っています。その葉の裏に何かが張り付いていました。
自分でもよく見つけたと思います。ISOを上げたので画質が悪く、ピントもいまいちですが初めてのシジミタテハでした。後に調べると
アオメシジミタテハでした。青い目はちょっと解りづらいのですが。
近くにセセリチョウも見つけました。こちらは名前が解りません。
ホテルのロビー棟の壁に描かれた地図で、植物園の存在を知ったのです。地図の右側①です。私の部屋の裏手が植物園だったのです。もう1箇所気になったのは中央の②です。BUTTERFLIES GARDENと記されています。
ところが、植物園からなかなか出られないのです。園内には番号札があったのですが、ホテル内の植物園だからと、高を括った私は順路を無視し、道に迷ってしまったのです。やっと植物園から明るいところに出ると、
ハイイロアメリカジャノメが見つかりました。
バタフライガーデンは蝶を飼っている「蝶園」ではありません。蝶が好む花が植えられているのです。
エラートドクチョウが吸蜜に訪れていました。
エラートドクチョウはコスタリカではよく見かける蝶です。ふわふわとゆったり飛んだり、2、3頭でくるくる廻ったり、留まりそうで留まらない、意外と撮り難い蝶です。吸蜜に来ているときが一番のチャンスです。
ファティマベニオビタテハも吸蜜しています。この紫の花、蝶たちに大人気です。
こちらは初めて見るセセリチョウ、
ハネナガオナガセセリだと思います。
このハネナガオナガセセリとファティマベニオビタテハがニアミスです。特に争いは勃発しませんでした。
ハネナガオナガセセリは地味な色合いの蝶ですが、表翅には黄色い点が散りばめられていています。
ファティマベニオビタテハはイチモンジチョウに似ていますが、後翅にある赤い帯がとてもお洒落です。
コスタリカでは最も普通に見られるタテハチョウです。
ホテルの敷地内とはいえ、熱帯雨林の高温多湿の中、探蝶には体力が必要です。