PURA VIDA! コスタリカの森(その22)

 8月26日、5日目の朝5時、ケツァールを探しに行くためトロゴンロッジのロビーに集合しました。バスで昨日とは違うポイントに向かいました。道路横の斜面の細道を登ること数分で観察のポイントに到着しました。あとはケツァールを待つばかりです。そしてほとんど待つこともなく、それはあっけなく姿を見せました。
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 ケツァールが最初に姿を見せたのは5時半頃でした。日の出前で、空は明るくなり始め、まだ薄暗いのです。それでもケツァールの翅の色が鮮やかなのはわかります。
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 バスの中でガイドの上田さんから注意がありました。どんなに感動しても絶対に声を出さないようにと。これを守るのは簡単ではありません。2羽目のケツァールは幼鳥なのでしょうか? 長い尾羽は未だ生えていないのでしょうか? それとも抜けてしまったのでしょうか?
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 ケツァールが木の実を咥えています。口より木の実が大きく見えるのですが、大丈夫なのでしょうか?
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 咥えているのはこの木になっている実、リトルアボカドです。この木がケツァールの観察のポイントになるのは、実を食べにケツァールがやって来るからです。ケツァールは落とさないように注意深く、縦になるように実を回します。
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 もちろん鳥類には歯はありませんので、リトルアボカドを丸呑みにするのです。とても苦しそうに見えるのですが。
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 ケツァールが木の実を咥えてから飲み込むまでには20秒ほどかかりました。
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 上田さんから、ケツァ-ルは食事が済むと木の枝でしばらくじっとして消化をするのを待つと伺いましたが、確かに食休みは必要だと思いました。
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 ケツァールが人気が高いのは、その美しい翅の色が理由だとわかります。この個体は尾羽がないので、これが身体より長い尾羽を持ったらどんなに魅力的か想像はできます。
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 でも、私が感じたケツァールの魅力はその表情の豊かさです。
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 鳥は人間のように口で感情を表現することはできませんが、この表情は? 一瞬ケツァールと目が合い、どうしたの?と問われている気になりませんか?
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 6時を15分ほど回ると、辺りはすっかり明るくなり、ケツァールの翅の色は一層鮮やかさを増します。
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 気が付くとカメラを持った大勢の人がケツァールを夢中で撮影しています。誰もが感動の声を我慢しているので、後に大勢の人がいるのに気づきませんでした。
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 そろそろあとから来た人たちに場所を譲る時間が来たようです。私たちは登って来た坂道をバスまで戻りました。バスに乗るとやっと感動の声を上げることが許された気がしました。
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 ケツァールの観察は、雨季では難しいと聞いていました。今回のツアーの参加者も、ケツァールは無理だろうと諦めていた人が多いようです。コスタリカの旅行での最重要ポイントは"良いガイド"だとよくわかりました。もし、コスタリカのツアーに参加して、紹介されたガイドが上田さんだったら、その幸運を喜ぶべきだと思います。

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Commented by dragonbutter at 2018-09-30 12:10
ケツァールは見るのも難しいと思いますが、素晴らしい写真が撮れましたね。
人気が高い理由がよくわかりました。
おめでとうございます。
Commented by fushiginomori at 2018-10-02 15:37
dragonbutterさん、ありがとうございます。
ガイドさんに伺ったところ、ケツァールに会える確率は95%だそうです。
もちろん、ガイドなしに見つけることは無理だと思います。
そんな話を聞いても、ケツァールが降りて来たときは思わず声が出そうになりますが。
Commented by banyan10 at 2018-10-03 19:54
手塚治虫の火の鳥のモデルと言われているケツァールですね。
本当に鮮やかな鳥ですね。
尾羽が短いのは雌ということではないのですか?
Commented by fushiginomori at 2018-10-03 20:32
banyanさん、雌の場合胸の緑と赤の間に灰色の部分があるようです。
また、尾の白い部分に黒い縞模様があると聞きました。実物は見ていませんので確かではありませんが。
雄の長い尾羽は繁殖期になると生えてくると言う人もいました。
1羽目と比べて冠の翅も短く、幼い印象を持ったので幼鳥かなと思ったのです。
by fushiginomori | 2018-09-30 08:52 | 海外 | Comments(4)

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