昼食をとったレストランと、その隣のホテルには他と比べて多くの野鳥が見られました。特に目立っていたのはこの鳥です。
腰の赤い部分がとても目立ちます。全体的には黒い部分が多いのですが、後ろから見ると「赤い鳥」です。
ヒガシコシアカフウキンチョウです。
フウキンチョウ、漢字で書くと風琴鳥と書きます。綺麗な名前です。その名に負けず容姿も綺麗です。フウキンチョウの殆どは中南米に生息しているようです。
野鳥が多い理由はすぐにわかりました。レストランの庭にエサ台が設置されていたのです。エサ台にはヒガシコシアカフウキンチョウと他の鳥が2羽来ていました。
全く色合いが違うので気づかなかったのですが、この鳥はヒガシコシアカフウキンチョウの雌でした。背中が赤い方が雄です。
これもフウキンチョウの仲間だと思うのですが、色はグリーンです。日本では野鳥のエサ台には蜜柑や柿ということになりますが、コスタリカはバナナなのですね。そういえば、蝶園のエサ台もバナナでした。
こちらは隣のホテルにいた野鳥です。お腹が黄色です。
レストランの屋根の上には
イグアナがいました。写真の左に写っている後脚の爪、なかなか鋭いです。
屋根の上から見おろす眼は威厳があります。
さて、帰り道ですが、ここからが大変でした。午後2時過ぎに出発することになりました。しかし、しばらく走るとバスは全く動かなくなりました。途中、渋滞するバスを降り、スーパーマーケットにも行ってみました。2時間半くらいバスは止まったっままです。そのとき、白バイ(?)の警官がバスに乗ってきました。上田さんが通訳してくれます。観光局から日本人の高齢者のグループのバスが渋滞に巻き込まれ、中には体調不良の人もいるという連絡が警察にあったということです。その情報を確認に来たのでした。しばらく待つとパトカーが到着し、私たちのバスを先導して渋滞で動かない道路の反対車線を走行しました。交差点を左に曲がると、そこが漁業関係者のストライキの現場でした。ストライキという言葉とは状況はかなり違いました。テントを立てて道路を封鎖していたのです。警察官と漁民の交渉が数分あった後、彼らは棒でテントを上に押し上げてバスを通してくれたのです。驚いたのは彼らの明るさです。事情を知らなければ、まるでお祭りのようでした。写真を撮りたかったのですが、何せ私たちは高齢者のグループなのでバスのシートでおとなしくしていました。バリケードを抜けてバスが走り出してから撮った車窓です。左側に車の長い列ができていました。時刻は午後5時40分でした。
それからサン・ホセのホテルに戻り、夕食はスケジュールを大幅に遅れた午後8時過ぎでした。
この夕食の後にサプライズが用意されていました。この日に誕生日を迎えた方がいらっしゃったのです。
添乗員の田中さんからは私たちにもプレゼントがありました。このツアーで見られた動物や鳥類を日にちごとにまとめたリストを戴いたのです。田中さん、歩きながら、あるいはボートの上でせっせとメモしていたのでしょうか?とてもありがたいプレゼントでした。
右はお土産に買ったキャップです。"PURA VIDA!"はスペイン語で、直訳は「純粋な人生」という意味になります。中米では"オラ(Hola!)"という挨拶が使われます。でも、コスタリカに行ったら、ホテルのスタッフにも、お店に入るときも、他の観光客とすれ違う時も、"PURA VIDA!"と気軽に挨拶すると良いと思います。きっと、旅は一層楽しくなることでしょう。