天気予報は晴れのち曇り(弐)

 天気予報通り正午頃から曇ってきたので、今日はウラナミシジミの開翅を狙うことにしました。ウラナミシジミのブルーは陽射しが弱い方が綺麗に見える気がするからです。
天気予報は晴れのち曇り(弐)_f0310988_10574050.jpg
 ウラナミシジミの翅の裏面は薄い褐色で、名前の通り波模様があります。手前の葉がちょっと邪魔になっています。
天気予報は晴れのち曇り(弐)_f0310988_10574743.jpg
 ウラナミシジミは曇りがちの方がよく翅を開きます。
天気予報は晴れのち曇り(弐)_f0310988_10575442.jpg
 正面を向いていたので、トリミングして顔を拡大してみました。新鮮な個体は毛がふさふさです。
天気予報は晴れのち曇り(弐)_f0310988_10580140.jpg
 今日はウラナミシジミが見つかるのはセンダングサです。翅の傷んでいる個体が多く、縁毛が揃っている個体はなかなか見つかりません。
天気予報は晴れのち曇り(弐)_f0310988_11030262.jpg
 翅表が紫がかった水色なのは雄です。今日見つかったのは雄ばかりでした。
天気予報は晴れのち曇り(弐)_f0310988_11030907.jpg
 こちらはヤマトシジミの雄です。ヤマトシジミの雄の翅は秋が深まるにつれて薄い水色になっていきます。
天気予報は晴れのち曇り(弐)_f0310988_11031682.jpg
 ベニシジミは傷んだ個体が多く、新鮮な個体がなかなか見つかりません。やっとセイタカアワダチソウの花で吸蜜する個体を見つけました。
天気予報は晴れのち曇り(弐)_f0310988_11032566.jpg
 道端の低木に留まっていたのはウラギンシジミ、雌です。秋型らしい前翅の尖った個体です。
天気予報は晴れのち曇り(弐)_f0310988_11105254.jpg
 ウラナミシジミの中に、とても小さな個体が見つかりました。小ささを伝えるのが難しいのですが、他のウラナミシジミの半分くらいです。
天気予報は晴れのち曇り(弐)_f0310988_11105923.jpg
 少し傷んでいるようで、背中の毛は抜けてしまっています。でも翅の状態はまずまずです。
天気予報は晴れのち曇り(弐)_f0310988_11110561.jpg
 翅の裏が見たくて横に廻ってみました。模様も色もウラナミシジミのものです。夏から秋まで、天候不順の年ですから、発育が悪かったのでしょうか?
天気予報は晴れのち曇り(弐)_f0310988_11111405.jpg
 今年の蝶の季節も終盤に入りましたが、しばらく天気は良いようです。もう少し秋の散歩を楽しみたいと思っています。

Commented by yurinBD at 2018-10-29 14:11
ウラナミシジミを至近距離から綺麗に撮影され、お見事です!
開翅した雄の表翅、色合いが美しいですね!
ヤマトシジミも綺麗ですね~。
秋らしい良い天気ですと、散歩も気持ちよいですね!
Commented by fushiginomori at 2018-11-03 08:09
yurinさん、毎年見ていてもウラナミシジミは飽きない蝶です。
この日は雄ばかりで、雌が見つかりませんでした。
今週は雌を探そうと思っています。
Commented by ダンダラ at 2018-11-03 19:39 x
ウラナミシジミは越冬できないから、この時期に貴重な被写体ですね。
オスの翅表と裏面がきれいに撮影されてますね。
ヤマトシジミの低温期型もきれいですね。
こちらもこの時期にはカメラが向いてしまいすね。
Commented by himeoo27 at 2018-11-04 14:54
これから越冬に入る「ウラギンシジミ」ですが
まだまだ綺麗な雌個体ですね!
尖った翅がとっても格好イイです。
Commented by banyan10 at 2018-11-04 14:57
ウラナミシジミは確かに薄日が良いですね。
最初の写真は翅表の青に背景の黄色いボケも綺麗ですね。
そろそろ最後の発生ですが、新鮮な個体がいると嬉しいですね。
ベニシジミも綺麗ですね。
Commented by fushiginomori at 2018-11-04 20:29
ダンダラさん、ウラナミシジミは条件が良ければ12月まで見られるのですが、
今年はどうなるでしょうか?
今日は雌を探しに行こうと思っていたのですが、雨になってしまいました。
まだチャンスはあると思いますので、諦めずに探したいと思います。
Commented by fushiginomori at 2018-11-04 20:33
himeooさん、ウラギンシジミは数は多いのですが、なかなか綺麗な個体が見つかりません。
今年は風が強い日が多いせいか、表の黒い部分が擦れた個体が多いようです。
こちらではムラサキシジミ、ムラサキツバメは数が少ないようです。
Commented by fushiginomori at 2018-11-04 20:41
banyanさん、近所では気候のせいか、草刈りのせいか、今年はアレチウリが例年ほど茂っていません。
その分カナムグラが多く、キタテハの数が多いようです。
センダングサも多く、ウラナミシジミやキタテハ、シロチョウの仲間が集まっています。
そこにウラナミシジミの雌がいなかったことが不思議に思えます。
by fushiginomori | 2018-10-29 11:26 | 千葉県 | Comments(8)

千葉の里山、近郊の公園、そして南の島の不思議の森で出逢ったシジミチョウをご紹介します


by fushiginomori