暖かい日が続いたかと思うと急に気温が下がった週末、今季二度目の埼玉の公園に向かいました。日曜日でしたのでうちを少しだけ早く出て、現地に到着したのは9時半頃でした。馬酔木の花には蝶も人もまだ来ていません。風は冷たいのですが、陽射しはいっぱいあるので、暖まった地面近くに蝶は見つかります。落ち葉の上には
コツバメが留まっていました。
陽射しを浴びた
ベニシジミのオレンジは一層鮮やかに輝いていました。
足元をくすんだブルーのシジミチョウが飛んで行きました。もしかしてと思い追いかけると、枯草に潜っていた蝶をやっと見つけました。
スギタニルリシジミで間違いないと思います。左側の後翅は少し破れています。
逆光でも撮ってみます。縁毛が光って見えるのは新鮮な個体に限られます。
一度姿を見失ったのですが、スギタニルリシジミは近くの低木の花に来ていました。梅によく似た花です。10時頃から蝶たちは花で吸蜜するようになりました。
こちらは馬酔木で吸蜜する
ルリシジミです。色も模様もスギタニルリシジミとよく似ています。
馬酔木には
コツバメも見つかりました。だいぶ翅が傷んだ個体が増えてきたようです。馬酔木も賑やかになってきました。蝶が吸蜜を始める時間には、人も増えてきます。
ルリタテハも馬酔木を訪れました。馬酔木で吸蜜するのは初めて見ました。
ミヤマセセリは馬酔木の花でよく見つかります。この個体は雄です。
雌は木瓜の花に来ていました。雌は前翅に白い帯があります。
黄色い水仙の花に
モンキチョウが留まりました。
水仙の花弁は6枚に見えますが、外の3枚はがくです。モンキチョウが口吻を精一杯伸ばしているのが花弁の付け根です。ここに蜜があるのでしょうか?中央の筒状の部分は副花冠と言うらしいのですが、おしべめしべはこの中ですから、少なくともモンキチョウは受粉には貢献していないようです。もっとも、水仙の種を植えるというのは聞いたことがありませんが。
気温が低いため蝶が少ないと思っていましたが、撮った写真を見ると結構色々な蝶が写っていました。ただ、今日の目的の蝶が撮れなかったので、近々もう一度挑戦することになりそうです。
武蔵嵐山の駅が綺麗になっていました!!なんとお土産まで売っていたのです。これで一層休みに出かけ易くなることでしょう。