今年の春は桜の開花は早かったのですが、その後気温が下がったからか、ずいぶんと長く花がもちました。それが、今日の強い風でまさに桜吹雪の言葉通り花弁が舞っていました。午後からやっと春の里山を歩く時間がとれました。
朝は雨でしたが、午後から晴れるという予報でした。春の蝶は陽が射さないと姿を現しません。タンポポで吸蜜するのは
キアゲハです。
里山の普通種ですからあまり注目されることはありませんが、後翅の青と赤の紋が美しいのでアップにしてみました。
雲の多い空だったので、陽が射すと隠れていた
モンシロチョウが、一斉に姿を現します。
昼過ぎには南風が強くなりました。吸蜜に来た
モンキチョウが風に煽られていました。いくらしがみついてもカラスノエンドウでは頼りなく、風に大きく揺れていました。
今日の目的は
ツマキチョウだったのですが、風に飛ばされてなかなか留まらず、やっと留まったと思えば翅を広げてくれません。
今日出逢ったタテハチョウの仲間は、
キタテハ一種だけでした。
昨年の秋に
クロコノマチョウが多かったので、思った通り越冬した個体も見つかりました。
上の個体を撮っていると、もう一頭のクロコノマチョウが現れました。こちらの方が色が黒いようです。
ベニシジミは新鮮な個体が多く見られました。タンポポで吸蜜しています。
この時期のベニシジミはオレンジ色が鮮やかです。
春の柔らかな緑にベニシジミのオレンジがよく映えます。
雲が多く、風が強かったためか、思うように蝶は撮れませんでした。春が行ってしまわぬうちに、ツマキチョウの黄色を撮らなくてはと思いながら家に帰りました。