もっと早く令和時代最初の散策に出かけたかったのですが、雨のせいで3日になってしまいました。さて、「令和」という言葉、私の感覚では「平成」と比べ「シャープ」な響きを感じます。そんなイメージにぴったりなのは
アオスジアゲハではないでしょうか?
今年はなぜか藤の花がとても綺麗です。花の数も例年より多いようです。まるで新しい時代の始まりを飾っているようです。
今日は天気予報通り、午前中は陽射しがたっぷりで気温が上がったのですが、午後は雲ってしまいました。しかし、5月ともなると陽が陰っても気温が下がることはなく夏日の一日でした。そんな季節に姿を現すのがアオスジアゲハです。
ゴールデンウィークの頃、実はこの散歩道に蝶は多くはないのです。春の蝶たちが姿を消し、夏の蝶たちが順に姿を見せる頃だからです。いわゆる端境期でしょうか。
そんな訳でしばらくこの一頭のアオスジアゲハを撮り続けたのでした。
ネットで囲まれた貸し農園の一画に植えられた白い花には、ここだけ蝶たちが集まっていました。
この少しピンクがかった白い花は大根の花だそうです。教えてくださったのはこの農園で野菜を栽培している方でした。
アオスジアゲハは一つの花に長くは留まらず、次から次へと花を巡ります。
大根の花の一画にはツマグロヒョウモン、キタテハ、モンシロチョウも訪れていましたが、アオスジアゲハに敵う蝶はいませんでした。アオスジアゲハと
ツマグロヒョウモンのニアミスです。
大根の花に満足げなアオスジアゲハが私が定めた「令和幕開けの蝶」です。
他にも今日狙っていた蝶が何種かあったのですが、見つかったのは
ヒメウラナミジャノメだけでした。
夏日ともなれば多少曇っても蝶は出ると思ったのですが、ヒメウラナミジャノメが草むらから姿を見せるのは陽が射したときだけでした。
帰り道で撮った
ヤマトシジミです。ここではヤマトシジミは5月に数を増します。
元号が変わっても蝶たちには無関係です。人間界はすっかりお祝いモードですが、新しい時代が蝶たちにとっても幸せな時代になって欲しいものです。日本中のシジミチョウたちに幸福と繁栄を!!