里山レポート「風薫る」

 翌日も同じ里山を歩きました。今日も雲が多いのですが、気温も上がり風も吹いていました。この散歩道、近くの工業団地には食品工場もあるので、風向きによってはカレーの匂いで満たされています。それがさすがに大型連休、工場もお休みなのでしょう。風には新緑の匂いがしました。
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 今日、最初に姿を見せたのはコチャバネセセリです。そして、ヒメウラナミシジミも多く見られました。どちらもごく普通に見られる蝶ですが、新鮮な個体はとても綺麗です。
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 ツマグロヒョウモンもあちこちで越冬したキタテハを追いかけていました。
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 そして、今日も主役はアオスジアゲハです。田圃の畦道に咲いたハルジオンを訪れていました。
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 この個体は、昨日のアオスジアゲハと少し感じが違います。
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 後翅だけでなく、前翅も外縁に水色の紋があります。
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 しばらくハルジオンの周りを飛び回っていました。
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 ツバメシジミの雄が、雌を追いかけていましたが、フラれてしまいました。よほど未練があるのか、草むらに潜って逃げた雌の上の葉に留まっています。真下にいるのが逃げた雌です。
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 どうやら雌は産卵場所を探しているようでした。雄が飛び去るとカラスノエンドウで吸蜜を始めました。
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 期待したダイミョウセセリは見つかりませんでした。コジャノメは一頭だけ見つけましたが林の奥に逃げられました。ナガサキアゲハ、クロアゲハも目撃しましたが、道の上を同じ方向へ飛んで行きました。ここ数年と比べ、季節はゆっくりと進んでいるようです。

by fushiginomori | 2019-05-05 15:25 | 千葉県 | Comments(0)

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