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梅雨空の陸奥へ(壱)

 6月末に蝶と自然のNAGUさんに、岩手県中部のチョウセンアカシジミの発生地に連れて行っていただきました。梅雨らしい空の下、傘をさして緑の中を歩きました。そして、発生地に着くころには傘を畳むことができました。
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 初めのうちは、チョウセンアカシジミは比較的トネリコの木の高いところに見つかりました。折り重なる葉の隙間を探してその姿を捉えます。
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 そして、トネリコの葉の水滴の数が減ってくるころ、チョウセンアカシジミは木の低い所にも出て来るようになりました。
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 曇っていたせいか、時折翅の表も見せてくれます。明るいオレンジです。裏の色合いから雄だと思われます。
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 こちらの個体は、オレンジが濃く見えます。新鮮な個体のようです。
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 生息地の近くに可愛い看板があることをNAGUさんが教えてくれました。隠すのではなく、知らせるというのも保護の形なのですね。もちろん天然記念物ですから、捕獲したりトネリコを伐採しても罰せられます。
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 正午を回った頃でした。木の高いところにチョウセンアカシジミが数頭集まっているのを見つけました。
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 そして、1頭ずつ飛び去ると、残った2頭は交尾していました。ここでも雄の生存競争は厳しいようです。
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 雨も上がり、身体も暖まったのか、昼過ぎにはチョウセンアカシジミの数が多くなりました。そして、翅の表を見られる機会も多くありました。
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 でも、この個体はリラックスしすぎています。とても危険なハンモックに舞い降りました。翅を広げているのは空中? いえ、雨の雫を湛えた蜘蛛の巣の上です。
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 1頭の雌が目の高さくらいのところで、翅を全開で開きました。
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 すると当然のように雄がやって来て求愛飛行が始まりました。でもそれはとても短い求愛行動でした。”ひとめぼれ”は宮城県が本場と思っていたのですが。
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 次の瞬間にはひとめぼれが実って、交尾が成立していました。左が雌、右が雄です。他の蝶と違い、チョウセンアカシジミは雌よりも雄の方が大型なのでしょうか、それともこの雌が特別に小さいのでしょうか。
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 岩手県中部のチョウセンアカシジミは明るいオレンジの紋が大きくとても綺麗でした。ご案内いただいたNAGUさん、ありがとうございました。

Commented by Koriel at 2019-07-07 07:31 x
チョウアカ綺麗ですね!
福島で初めて見たとき、凄く綺麗だなと思ったのを思い出します。開翅もバッチリ、交尾まで撮られて素晴らしい成果ですね。
Commented by fushiginomori at 2019-07-10 22:45
Korielさん、岩手のチョウアカは明るいオレンジが綺麗でした。
太陽が時々しか顔を出さないので、よく翅を広げてくれたのだと思います。
人間には鬱陶しい梅雨空ですが、シジミチョウには快適なのかもしれませんね。
by fushiginomori | 2019-07-06 15:30 | 東北 | Comments(2)

千葉の里山、近郊の公園、そして南の島の不思議の森で出逢ったシジミチョウをご紹介します


by fushiginomori