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梅雨空の陸奥へ(弐)

 午後3時を過ぎた頃は、数多くのチョウセンアカシジミに出逢えたことの満足感に浸っていました。そんなときすぐ目の前の枝に、少し感じの違うシジミチョウが留まっているのを見つけました。
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 翅の色が薄く、いやに模様がシンプルなチョウセンアカシジミには、尾状突起、しっぽが有りました。それが、ずっと逢いたかったウラキンシジミでした。
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 意図しているのか、していないのか、シジミチョウは人に見つかると縦になってしまうことがよくあります。でも、この移動は葉に残った雨の雫を舐めるためだったようです。ウラキンシジミは口吻を伸ばしています。
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 今度の移動は意図的ではないでしょうか、葉の間に隠れようとしています。
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 葉の付け根まで登ると、翅を交互にすり合わせるように動かします。左右がずれるので、隙間から覗いた表は黒でした。翅を広げない蝶ですが、きっと裏を見て欲しいのだと思います。特に雌は美しい黄色です。
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 ウラキンシジミはすぐに、重なる葉の下から出てきました。前から顔を見ると、下唇髭は短いようです。人間に例えるとあまり鼻が高くないということになるのでしょう。
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 チョウセンアカシジミとウラキンシジミは同じトネリコを食樹としているので、この出逢いには密かに?強く?期待していました。
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 同じ場所で見つかったシジミチョウは他に2種でした。まず、ミズイロオナガシジミです。これは午前中に見つけた個体です。木の天辺に留まっていたので、思い切りトリミングしています。
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 そして、このミズイロオナガシジミは午後になってもあまり移動していませんでした。上の写真からおおよそ3時間後の姿です。
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 こちらは同じミズイロオナガシジミですが、別の個体です。裏の黒い線の太さが全く違います。
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 名まえの尾長が手前の葉に隠れてしまっているので、見える位置を探しました。何回か場所を変え、やっと尾の先まで写る場所が見つかりました。この写真も限界までトリミングしました。
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 残りの1種はルリシジミです。この時期のルリシジミは新鮮でブルーがとても綺麗なのですが、目の前にチョウセンアカシジミやウラキンシジミがいると無視してしまうのは仕方ないことだと思います。
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 カメラを片付けると来た道を逆に辿り最寄駅まで戻りました。カメラの入ったリュックは往路よりもかなり軽く感じられました。日帰りのNAGUさんとはここで別れ、私はローカル線に乗り、岩手県の県庁所在地盛岡を目指しました。

Commented by ダンダラ at 2019-07-06 18:43 x
綺麗なウラキンシジミですね。
たしかにチョウセンアカシジミを撮影した後だと混乱してしまうかもしれないですね。
それでも両種が撮影できて素晴らしい遠征でしたね。
Commented by fushiginomori at 2019-07-06 20:58
ダンダラさん、ウラキンシジミはずっと見たいと思っていた蝶なのです。
食樹が同じということで期待していました。
ただ、チョウセンアカシジミの雄も黄色っぽい色合いですし、模様も似ていますので。
ウラキンシジミとわかってとても嬉しかったです。
Commented by Koriel at 2019-07-07 07:34 x
ウラキン美しいです。しっとりした金色が何とも言えませんね。私も見てみたいのですが、まだ出会いがないので、とても羨ましいです。
Commented by banyan10 at 2019-07-07 15:24
ウラキンおめでとうございます。
僕も何か違和感感じて図鑑を見ると斑紋に黒い縁取りがほとんどないのですね。岩手の特徴なのでしょうかね。
全く開かない蝶ではないようですが、僕も少し開いたくらいしか撮影できていません。いずれにしても翅裏が魅力的な蝶ですね。
Commented by fushiginomori at 2019-07-10 22:37
Korielさん、ウラキンシジミはずっと探していた蝶です。
1頭きりでしたが、羽化直後らしくおとなしくしていてくれたので、じっくりと撮ることができました。
今年は最後に幸運があるようです。
Commented by fushiginomori at 2019-07-10 22:41
banyanさん、ありがとうございます。
ご指摘を受け図鑑を見ましたが、確かに黒い縁取りがあるのですね。
私は初めは雄のチョウアカではないかと思いました。
翅を開いてくれるより、じっくり裏を撮りたい蝶ですね。
by fushiginomori | 2019-07-06 16:27 | 東北 | Comments(6)

千葉の里山、近郊の公園、そして南の島の不思議の森で出逢ったシジミチョウをご紹介します


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