7月半ばの朝、上野駅で神奈川のYさんと待ち合わせ宇都宮線に乗りました。最寄り駅には9時ころ着いたのですが、タクシーがいないのです。やっと私たちの順番が来たのは20分後でした。運転手さんに伺うと「車はあるけど運転手がいない」とのこと、どこも人手不足は深刻です。既に車で到着していたNAGUさんご夫妻と合流できたのは10時になってしまいました。それぞれ胡桃の森でオナガシジミを探したのですが、やっと姿を現したのは11時をだいぶ回ってからです。
私がこの胡桃の森を訪れるのは今年で3年目です。一昨年と昨年は20日過ぎに来たのですが、オナガシジミは既に翅が痛んでいました。それで今年は1週間早く来たのですが、今年はゼフの発生が遅れていたので見られるかどうか不安でした。
そんな訳で一頭だけでしたが、新鮮な個体が見つかってほっとしました。
去年まではきれいに下草が刈られていたのですが、今年はある程度の草むらが残っていたので、ほかの蝶も見られました。
ゴイシシジミです。なぜか右後翅だけが破れていました。
ベニシジミです。この時期にしては明るいオレンジです。
シジミチョウを探していると、
ルリタテハは巨大に見えます。
オナガシジミが翔び去ったので、お昼ご飯となりました。YさんもNAGUさんもお昼ご飯をお持ちでしたので、私は公園内の食堂に向かいました。ここのメンコロ定食(メンチカツとコロッケです)が気に入っていたのですが、お店が替わっていました。それでお昼ご飯はナポリタンになりました。食べながら近くの木を見ると、ヒョウモンチョウが2、3頭吸蜜に訪れていました。
ウラギンスジヒョウモンでした。
昼食後、胡桃の森に戻りしばらく探すと、同じ木に再びオナガシジミが見つかりました。
同じオナガシジミかと思ったのですが、どうやら別の個体のようです。
一通り写真が撮れると、贅沢なもので、今度はオニグルミの実を入れたくなります。
でもオナガシジミはなかなか良い位置に収まりません。
天気が良くないせいか、この個体もおとなしくモデルを務めてくれました。
姿を見せてくれたオナガシジミは2頭だけでしたが、どちらも新鮮でした。結果的には1週間早めたのが正解だったのでしょう。この後、NAGUさんに駅まで送っていただき、Yさんと帰途を辿りました。これで今年のゼフィルスの撮影は終了です。