お花畑には圧倒的にヒョウモンチョウが多いのですが、他にも色々なタテハチョウが見られました。皆、目当てはクガイソウのようです。
アカタテハは近くの里山でも見られる蝶ですが、お花畑も似合っています。
アカタテハより一回り小型の
ヒメアカタテハです。こちらは近所の里山どころか汎世界種です。
アカタテハは何頭か見られましたが、ヒメアカタテハはこの1頭のみ見つかりました。
クガイソウには黒いタテハチョウも訪れていました。遠くから見たときにはメスグロヒョウモンではないかと思いました。
でも、近づいてみると
イチモンジチョウでした。廻りこんで裏翅を見ると、確かにイチモンジチョウです。林縁の蝶というイメージですが、お花畑にもやって来るのですね。
そして、最もお花畑が似合うのは
クジャクチョウではないでしょうか?
お花畑を散策するなら誰だって青空の下が良いはずです。でも、今日のような曇り空の方がクジャクチョウは表翅の派手な模様を見せてくれるのです。晴れの日のクジャクチョウが見せてくれるのは真黒な裏翅ばかりです。
ヒメウラナミジャノメも翅をいっぱいに広げています。こちらも平地の普通種です。標高1,400mの兎平では平地の蝶も多く見られました。
麓と兎平を結ぶゴンドラの乗降場所、うさぎ平テラスです。ここで昼食をとりました。観光客は少なく”密”になる心配はありませんでした。
上の写真の右側の出入り口、階段を上ったところで見つけたのは
テングチョウでした。
午後1時、兎平から麓の八方駅までゴンドラで下ります。さて、下の写真ですが、不自然なところはないでしょうか?すれ違いに登ってくるゴンドラがないのです。先に降りていくゴンドラもないのです。このゴンドラリフト「アダム」は着脱式です。これから登ってくる観光客がいないのでしょうか?
八方駅でゴンドラ駅を降りてその理由がわかりました。麓は雨でした。ホテルまで15分余り折りたたみ傘を開いて歩くことになりました。ホテルの玄関近くで出迎えてくれたのは
ヒオドシチョウでした。
雨は相変わらず降っているのですが、ヒオドシチョウは翅を広げてくれました。表翅は鮮やかなオレンジ色の大型のタテハチョウです。
その後、雨は降り止まず、のんびりと貸し切り状態の露天風呂で疲れを癒しました。雨を眺めながら。